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現在発売中の5月号をもって
メンズノンノモデルを卒業する栁 俊太郎編、
前編に続き、後編を公開!
モデルとして、役者として、
この先どんな男でありたいか、
彼が今考えていることを
等身大の言葉で語ってくれた。
自分から後輩を誘うのは
ちょっと苦手
中田: メンズノンノの後輩についてはどうですか?
栁: 実はあんまり知らないんだよね。圭祐とかは一緒に飲んだりしてるから、酔っ払ってる俺も知ってるけど、撮影でしか会わない人からしたら、少し怖く見えるのかもな…。全然そんなことないんだけど。
中田: 栁さんは後輩目線からすると、「来る者拒まず去る者追わず」って感じがします。後輩から来てくれる分には、受け入れてくれそうな。
栁: 後輩から「飲みに行きましょう!」って言われたら全然行くしね。でも俺から誘うのは、「気を使わせちゃうかな…」と思ってあんまり誘えない。俺に誘われたらさ、「行かなきゃ」って思わせちゃうかもじゃん。それは申し訳ないよ。友達とか彼女と予定があったのにずらして来るとかさ…。
中田: そんなところまで気にしてくださってるんですね…!
栁: でも俺も酔っ払うと、そういうことを気にしないで誘えるようになって、圭祐とかにも電話かけちゃうんだけどね。
中田: お酒飲んでる時に連絡くれるの、めっちゃ嬉しいです!
“撮影で用意される服”が
かっこいいし、好き
中田: 今後の栁さんのビジョンとかありますか?「こういう大人になりたい」とか。
栁: ない。だって変わっていくじゃん。俺って、かっこいいと思うもの、例えば服装とか音楽とか、そういうのがどんどん変わっていくんだよね。じゃあ本当に自分が好きなものって何なんだろうって考えたら、やっぱり俺は“撮影で用意される服”が好きだし、“着させられる服”が好きだなって思う。自分で買い物行ってさ、「何着ようかな」って結構分からなくなるんだよね。18歳の頃から「かっこいいものはこれだよ」って提案されてきたから。自分がかっこいいと思うものって、外から作られてきたんだなと。だからさ、アーティストとか0から何かを生み出す人はすごいと思うよね。そういう意味では、俺はずっとマネキンなんだと思う。
新しいものを見せる、
提供者でありたい
中田: 役者の仕事は、モデルとしての自分とは変わりますか? 考え方とか。
栁: 変わるっしょ。モデルの仕事のように「かっこよく見られる」ことをするわけじゃない。演じる役がどういう人間性か考えて、周りの人とも話しながら、演じ方を作っていく。でも、役を演じながらも、どこか“私服を着る”ような感覚というか、オリジナリティは必要だよね。監督や台本を超えるアイデアは考えたいなと。台本通りじゃ面白くない。だから俺は、新鮮な男でいたい。質問の答え、どんな男になりたいかと言えば、新鮮で、いつまでも飽きられない男でありたい、かな。
中田: 常に新鮮であるためのインプットって、どういうところからしてますか?
栁: 映画やドラマを観るより、道を歩いてる時や人と話してる時にしてるかな。あとはアーティストのライブ映像とか。ライブ中のアーティストってさ、ダンスじゃないんだけど踊ってるじゃん、何でこんな動きしてるんだろうって。振付師が振り付けしたらこんな動きにはならない、感情から生まれる動きを見る。アクションをする時とか、ライブ映像を監督に見せて、「この動きどうですか?」って提案することもあるよ。
中田: そうやって常に新しいものを取り入れているんですね。
栁:やっぱり、提供者でありたいからね。これからも新しいものを見せていきたい、と思っているよ。
NAKATA’s comment
「前編・後編と見ていただきありがとうございました! 栁さんは僕にとって本当に憧れの存在です。この先もかっこいい背中をずっと見せてください。僕も必死に食らいつきたいです。また一緒にお仕事ができるように、僕も日々精進して参ります!」
前編はこちら
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