▼ WPの本文 ▼
満を持して、連載第15回目に登場するのは、
現在発売中の５月号をもって
メンズノンノモデルを卒業する栁 俊太郎。
12年間もの長きにわたり、
ファッション業界の最先端で
活躍し続けた先輩の撮影に、
いつになく「緊張します…」と中田。
先輩だから、最後だからって気張らずに、
いつものペースでいればやればいいさと
言ってくれる、そんなところがかっこいい。
栁編、前・後編の２回に分けてお届けします！
ミステリアスなんかじゃない。
そして、実は“気にしい”
中田: 栁さんっていつも、どんなこと考えてるんだろうって気になります。
栁: それすごく言われるんだよね。「何考えてるの？」とか、「ミステリアスだよね」とか。そんなこと全然ないんだけどね。逆にみんな、そんなに色々考えてるの？ って思う（笑）。
中田: まあ俺もそんなに考えてないんですけど（笑）。考えるというよりも、ちょっと“気にしい”なところはありますけどね。
栁: それで言うと俺もめちゃくちゃ気にしいだよ！ 気にしいだし臆病。例えば誰かと飲んだ時とかさ、「変なこと言ってないかな…」とか超気にするし、仕事でも、「あそこはああした方が良かったかも…」とか後悔するタイプ。
中田: それは意外でした…！
栁: でもそういう面を人に見せたくないっていうプライドはある。人は俺のことを、モデルとして、役者としてのフィルターを通して見ることがあるけど、そういうフィルターを通して見られると、なんかカッコつけちゃうんだよね。
モデルとしての12年。
自分も、周りも変わった
中田: ついにメンズノンノモデル卒業ですね…。
栁: 卒業だね。何年やったかな…12年？
中田: 圧倒的最長ですね！ メンズノンノ35周年のうち、1/3くらい在籍してたってことですもんね。それだけ長くいると、ファッションの流行も一周するでしょうし、周りの環境も色々と変わりそう。
栁: 今のファッションはゆるいシルエットが主流だけど、俺が入った当初はピタッとしたファッションが流行ってて、みんなスキニー穿いてたな。メンズノンノモデルのメンバーが違うのはもちろんだけど、撮影現場や一緒に仕事するモデル達の雰囲気も今よりもっとやんちゃな感じだった。当時のモデル達は夜遊びとかもよくしてたね。
中田: 僕はモデルになった当初、栁さん世代の遊び方に憧れて真似していたんですよね（笑）。朝まで飲んで、そのまま撮影に行ったりとか。
はじめは仙台の高校生。
東京で、大人になった
栁: モデルになった時は俺は高校生で、最初の１年くらいは実家がある仙台から週２くらいで東京に通ってた。そのあと東京に出てきて、初めのうちは姉と暮らしてたんだよね。
中田: ２人姉弟ですか？
栁: ３人。姉が２人いるの。モデルになったのも姉がきっかけ。実家がコンビニなんだけど、裏で雑誌とかを読めるんだよね。姉がメンズノンノを読んでいて、モデルの募集ページを見つけたの。
中田: そうだったんですね。今でも家族とはよく会いますか？
栁: こういう時期だからあまり会えないけど、姉弟のグループラインがあってほぼ毎日何かしらの連絡は取ってるよ。あとね、うちの家族はみんなシャイだから、２人で会うのとかはちょっと照れるよね（笑）。
中田: 家族の中でシャイが出ちゃうんですか（笑）!?
栁: 19で東京に出てきちゃったから、大人になった俺を家族はよく知らないしね。「俊太郎も大人になったなあ」と思われてるんだろうと。
NAKATA’s comment
「今日は緊張しました…！ インタビューでは、意外な一面も新たに知ることができましたね。栁さんといえば、もともとの僕の中のイメージはすごくロマンチスト。愛を大事にしているところが、大好きなんですよね。後編もお楽しみに！」
後編につづく！
▲ WPの本文 ▲
