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WEB SPECIAL EDITION
前回、「人生で最上」というとっておきの旅の思い出を聞かせてくれた氷魚。第6回は、現在の自分の礎となっている生い立ちや環境について。そして、もし自由に旅ができるとしたら…今すぐ行きたいのはあの国でした!
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氷魚と、自分を取り巻く多様な世界。
―――ロードトリップもだけど、氷魚は旅行をすることがすごく好きだそうだね。世界中のいろんな場所に足を運ぶのって、氷魚にとってどんな魅力があるの?
「幼稚園からインターで、大学2年間をカリフォルニアで過ごしました。80か国くらいの人が集まっているような環境で、特にインターは日本人の方がはるかに少なかったですね。さまざまな文化や、それぞれに違う価値観っていうものが幼い頃から身近にあったので、“みんな違ってみんないい”という考えが今も染み込んでいます。運動会ひとつとっても、勝ち負けや優劣よりも、楽しむことが一番大事って感じで楽しかったですね」
―――人と違うのが特別な事じゃないっていう環境?
「そう、特別じゃない。僕は東京育ちではあるんですけど、東京で日々暮らしているとたまーに息苦しくなることがあって。そういうときに海外に行って、自分とは習慣も文化も違う人と触れ合うと、やっぱ面白いなーって思います。僕はアメリカ生まれで、インターに通ったり留学も経験したことがあるからか、周りの人とちょっとだけ価値観が違うなと感じる場面があります。でもいろんなルーツを持つインターの友達と話すと、みんな考え方がバラバラで、でも堂々としていて、あぁそれでいいんだよな、面白いなーって楽な気持ちになるんですよね。そうすると、自分のことも少し好きになれるんです。海外に行った時やインターの友達に会った時に特に感じられるので、自分を肯定して、自分で自分を認めてあげるためにも、いろんな人と触れ合いたいですし、定期的に旅行はしたいといつも思っています」
―――いまはなかなか難しい状況だよね。
「今しんどいですよね、どこにも行けなくて。仕事のスケジュール的に、コロナがなくても行けなかったかもしれないけど、でもいざ絶対行けないって言われるとつらい。行けるけど行けないのと、行きたくても行けないってやっぱ違うなって思って。それがやっぱ今しんどいですかね…」
――次旅行できるとしたら、どこに行きたい?
「韓国に行きたいですね。今、韓国ドラマの『愛の不時着』と、『サイコでも大丈夫』を観ているんです。もともと行きたくて、でも近いからこそ、たとえば3日とか休みがあった時に、近すぎて韓国に3日はもったいない、3日もあるんだから、もう少し遠いところにってなって、シンガポールとか弾丸でアメリカ行ったりとかしちゃってたんですよね。だからもう決めました。次もし3日あったら、韓国行きます!」
――韓国で何をしたいの?
「美味しいものを食べて、目上の人とお酒飲むときはこう、みたいなマナーを完璧に披露したいですね(笑)。韓国のマナーたるものは全部ドラマで学んだんで(笑)。韓国語もちょっとならわかるようになってきました。日本語と似てるじゃないですか、同じ言葉も多いし」
――一番好きな言葉は?
「ヨボセヨですね!」
――“もしもし?”っていう意味だよね。なぜそれを(笑)。
「すっごい好きなんですよ(笑)。響きが可愛くないですか? 『梨泰院クラス』を観ていた時に、チャン・デヒ会長っていうめちゃくちゃ悪い登場人物がいて、超怖いんですけど、いろいろ企んでワーっとキレ散らかしたあとに「ヨボセヨ?」って言うのが、一気に可愛く見えて(笑)。ヨボセヨっていい言葉だなって」
――次みんなが氷魚に電話するときはヨボセヨ? って言わないとだね。
「はい、ヨボセヨで! 最近は母から電話がかかってきて出るときは、ヨボセヨですね(笑)。母もハマってるんで」
――それは面白い(笑)。早く氷魚が韓国に行けるのを祈ってます!
『ピサロ』公演情報
PARCO PRODUCE 2021『ピサロ』
日程:2021年5月15日(土)~6月6日(日)
会場:PARCO劇場
作:ピーター・シェーファー
翻訳:伊丹十三
演出:ウィル・タケット
出演:渡辺謙 宮沢氷魚 栗原英雄 大鶴佐助 首藤康之 外山誠二 長谷川初範 ほか
※公演スケジュールは変更になる場合があります。感染症拡大予防に対する取り組みなど、最新情報は下記から
PARCO劇場公式サイト『パルコステージ』
第7回は、多趣味な氷魚の好きなこと。5月21日公開、お楽しみに!
※このインタビューは、メンズノンノ2020年11月号の、宮沢氷魚表紙撮影時に行いました。
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Photos:Saki Omi[io] Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:Yoshiaki Komatsu Model:Hio Miyazawa
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