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もう手放せない人も、ベタつきそうで二の足を踏んでいる人も。
結局、乳液ってどうなの？
洗顔、化粧水までマスターしたら、次にキミを待っているのは乳液だ。男子の間でも年々愛用者が増え、スキンケアは３ステップがマストになりつつある。肌をより保湿したいならぜひ挑戦してほしいアイテムだけど、そもそも乳液の役割って？ 使うとどんないいことがあるの？ などなど、実は知らないことが多い。そんな気になる乳液の基礎知識から使い方、おすすめアイテムまでを紹介する。
メンズノンノビューティ総研の
アンケート調査のよると
乳液を使っている人は60.9%
TOPIC
洗顔、化粧水の次のステップに進んでいる男子がついに過半数に。まだ二の足を踏んでいる人や、もっと自分に合う乳液が知りたい人は、この特集で乳液への理解を深めて！
Question
乳液って、そもそも何？ 使うとどんないいことがあるの？？ 専門家、美容のプロたちに聞いてみた！
乳液を推す証言！！
髙瀬聡子先生／ウォブクリニック中目黒 総院長
選び方にこだわって、柔軟な肌をめざして
ひとつのアイテムに水分と油分がバランスよく配合されているのが乳液です。肌というのは一番表面にあたる部分に「皮脂膜」というものがあります。その名のとおり油分が含まれていますから、外からの水分をはじく働きがあります。肌への浸透を考えた美容成分が入っていないようなただの水が、肌表面に触れるとはじかれるのはそのためです。水分と油分を乳化して作られた乳液は皮脂膜との相性がよく、なじみも非常に早いアイテムです。油分の補給のほか、先に塗った化粧水の浸透をより助けたり、肌の柔軟性を高めてくれたりといいことずくめ。どんなにオイリー肌の人でも、洗顔をすれば当然ながら皮脂は落とされてしまいます。最近の洗顔料はハイスペックな分、洗浄力が高かったりもします。また、男性でもメイクをする人が増えて、クレンジングの回数が増えているのではないでしょうか？ スキンケアの基本は、「取ったら補う」ということ。だからベタつきが苦手という人でも、特に今の季節は敬遠せずに使ってほしいですね。自分の好みの乳液を見分ける方法はとても簡単で、ずばりテクスチャーです。より水っぽいものが油分が少なく、重い質感だとその分油分が多いです。肌の脂っぽさが気になるという人は前者を、肌の乾燥が気になる人は後者を選ぶようにしてくださいね。手のひらで温めてから、乾燥しやすい頬を中心にしっかりなじませるといいですよ。
福原陽子さん／第一三共ヘルスケア マーケティング部
乳液を使うことが、肌のバリア機能を助けます！
人間の肌には、外的刺激から守ったり、肌に必要なうるおいが逃げないようにする「バリア機能」というものがあります。これが低下すると乾燥したり、肌荒れやニキビなどのトラブルを招きやすくなります。バリア機能は水分と油分のうるおいバランスが整っている状態で健やかさを保ちやすくなりますが、「水分と油分のバランスがはじめから整っているアイテム」が乳液なんです。乳液を使うと、人間の肌にとって不可欠な、バリア機能の低下を防ぐことにつながるので、肌トラブルの予防にもなります。男性の肌は女性に比べ皮脂分泌は過剰なのに水分が不足している傾向にあります。オイリーだからうるおっているという誤解が、男性の肌をさらなる間違ったお手入れへと導き、うるおい不足に追い込んでいます。自前の皮脂と乳液は似ているようでまったく非なるアブラ。乳液を活用した正しいケアをするようになったことで、かえってテカりにくくなった、肌荒れしにくくなったという声もありますよ。日々の乳液ケアで肌のコンディションを整えてくださいね。
守屋光治／メンズノンノモデル
使ったほうが、絶対気持ちいいよ！
もともとは、乳液やクリームが苦手でしたが、今では塗らないと気になって眠れません…（笑）。使う前と後では、肌のモチモチ感が本当に変わるんですよ！ 使い続けていて実感するのは、圧倒的に肌のハリ感が違うってこと。ちゃんと夜に塗って、朝も洗顔後にまた塗れば、一日中乾燥は気にならないです。僕は20代前半の頃はほとんど使っていなかったので、かなりカサカサしていましたね…ニキビ跡も消えなかったり…。だから皆さんには、ぜひ今から使ってほしいです。単純に気持ちいいし、“もちっ”と手のひらにくっつく感じが個人的にはたまりません。
コート¥140,000・シャツ¥26,000（ともにヘリル）／にしのや カーディガン¥35,000／ラッド ミュージシャン 原宿 中に着たカットソー（ニードルズ）¥19,000／ネペンテス
Photos:Saki Omi[io] Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:So Matsukawa[TRON] Models:Jin Suzuki Keisuke Nakata Props:Tetsuya Tamanoi Fumiko Tanaka
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