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雑誌で、ネットで、当たり前のように使われる美容用語。「どういう意味…?」と思ったら、この辞典を開こう。
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「聞いたことはあるけど、わからない…」
そんな言葉とは今日でおさらば!
MEN’S美容用語辞典
スキンケア
まずは肌とスキンケアについて、
よく聞く用語を解説!
肌の構造やタイプについて
▶︎ 肌の構造
肌は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分けられ、表皮は外界からのバリア機能・保湿機能をもつ。真皮にはコラーゲンやヒアルロン酸が多く含まれており、皮下組織はほとんどが脂肪。
▶︎ 敏感肌
様々な刺激に反応しやすく、それによりトラブルを起こしやすい肌のこと。
▶︎ 乾燥肌
皮脂が少なめで、水分が不足している肌。かさついて荒れやすい肌。
▶︎ 脂性肌/オイリー肌
皮脂も水分も多い肌。うるおいはあるがべたつきやすい。
▶︎ 混合肌
皮脂は多いにもかかわらず、水分が不足している肌。脂っぽいのにかさつく。
▶︎ インナードライ
肌表面はべたついているのに、内側は乾燥している肌状態のこと。
▶︎ ターンオーバー
皮膚が自ら生まれ変わり、健康な状態を保つための仕組み。表皮の角化細胞は約4週間で、角層になるために変化しながら押し上げられる。その後、表皮のもっとも外側にある角層でバリア・保湿機能を担い、2週間後にはアカやフケとなってはがれ落ちる。
▶︎ メラニン色素
肌や毛髪、瞳の色を作る色素。皮膚内のメラニンの量が多いと、肌は黒く見える。メラニンは紫外線を吸収して細胞を守る働きがある。日焼けによって皮膚が黒くなるのは、紫外線を浴びた皮膚が、メラニンによって一時的に細胞を守る反応といえる。
▶︎ ブルーベース
青みを含んだように感じる肌の色味。
▶︎ イエローベース
黄みを含んだように感じる肌の色味。ブルーベース同様、その人の本来の肌の色味によって、洋服など似合う色があるとされる。
▶︎ Tゾーン
おでこと鼻筋をつないだ「T」の字に見える部分のこと。顔の中では皮脂の分泌量が多く、いわゆる「テカり」を起こしやすい。ほかに顔の部分を指す言葉に「Cゾーン」や「Uゾーン」がある。
日々のケアについて
▶︎ 化粧水/ウォーター/ローション
肌にうるおいを与え、柔らかくし、次に使うスキンケアアイテムのなじみをよくする。カミソリ負けを防ぐ効果もある。
▶︎ 乳液/ミルク
うるおいを保ち、なめらかな肌にするためのアイテム。
▶︎ クリーム
肌表面を密封し、うるおいを持続させ、肌の働きを良好に保つためのもの。
▶︎ シートマスク
美容成分を含んだシート状のマスク。肌を密封して、美容成分を集中的に浸透させてくれる。肌の悩みに合わせて使う。
▶︎ 美容液
美白や保湿の機能をもつものなど、様々なタイプがある。
▶︎ セラム
美容液のことで、もともとは「血清」という意味。
▶︎ ブースター
導入美容液のことで、化粧水の前に使う。「ブースト(boost)」には英語で「引き上げる」などの意味があり、その名のとおりスキンケアの効果をより高めるためのもの。
▶︎ クレンザー
洗顔料のこと。皮脂、汗、ほこりなどの肌の汚れをすっきりと洗い流し、清潔にしてくれる。
▶︎ リムーバー
アイシャドーやマスカラ、口紅など、ポイントメイクを落とすのに特化したクレンジング料のこと。
▶︎ コラーゲン
タンパク質の一種で、皮膚の約70%を占める。肌の構造や弾力を保つために重要な役割をもつ。年齢とともに徐々に減っていくほか、紫外線や生活習慣の乱れ、ストレスによっても減少する。
▶︎ ヒアルロン酸
皮膚内に存在するうるおい成分で、水分を蓄える力に長けている。また、ハリ・弾力の土台となるコラーゲンを良好な状態に保つ。
▶︎ 毛穴の黒ずみ
古い角層、皮脂、産毛が混ざり合って小さなかたまり(角栓)ができることで、毛穴が黒く見えてしまうこと。
▶︎ 赤み
バリア機能が低下し、肌が敏感になると、炎症や血流量が増え、肌の赤みが目立つようになる。また冬の急激な温度変化も、赤みの原因になる。
▶︎ ハンドプレス
肌に化粧水などが染み込むように、手でやさしく押さえること。
日焼けについて
▶︎ UV(A/B)
「Ultra Violet」=紫外線のこと。紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、UV-Aを浴びると肌は弾力を失い、シワやたるみを引き起こす。UV-Bは、やけどをしたように肌が赤く炎症を起こしたり、メラニン色素が沈着して肌を黒くしたりするほか、シミやしわなどの原因になる。
▶︎ SPF値
「Sun Protection Factor」の略。短時間で肌に影響を及ぼす、UV-Bを防ぐ効果指数のこと。日焼け止めにおいては、数値が高いほど効果が高い。
▶︎ PA
「Protection Grade of UV-A」の略。一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌に影響を及ぼすUV-Aを防ぐ効果を表す目安。4段階に区分され、効果の度合いは「+」の数で表される。
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Illustrations:pum 【監修】資生堂グローバルイノベーションセンター研究員 小泉高陽さん
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