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体の中からキレイになろう! 今回は中国茶を学びに行ってきたぞ。
中国茶について学びに来ました!
表参道にある中国茶専門店『遊茶』にお伺いし、中国茶について教えてもらうことに。講師は『遊茶』代表の藤井真紀子さん。
先生
今日は中国茶を学びたいとお聞きしています。いろいろなお茶をご紹介させていただきますね。
鈴木
よろしくお願いします!
先生
昔、お茶は薬のように使われていたんです。今は薬と言い切ることはできませんが、人間といちばん付き合いの長い「体調を整える飲み物」とは言えますね。さて、おふたりは、お茶がお好きですか?
中川
コンビニで買う…くらいですね。前に台湾に行ったとき、中国茶を飲んだことがあります!
鈴木
僕はクセが強いお茶も好きですね。ハーブティーとか、コーン茶とか、そば茶とか…。
先生
コーン茶やそば茶は、茶葉を使った飲み物ではないので、厳密にはお茶ではないんですよ。
鈴木
あっ、そうなんですね…!
中川
お茶って、美容にも効果があるんですか?
先生
機能性が高いと言われているものもありますよ。そもそも、お茶の香りで癒やされ、体を温めてリラックスすることが、健康にも美容にも良いと思いますので、ビューティ面でもお茶はおすすめですね。
中川
たしかに、身体があたたまるのはいい。
先生
では、さっそくお茶を飲んでみましょうか。中国茶と聞いて、思い浮かぶものはありますか?
中川
烏龍茶!
先生
そうです! まずは入門編として、烏龍茶を飲んでみましょう。どの烏龍茶にしようかしら…。
鈴木
烏龍茶ってそんなに種類があるんだ…!
先生
まずは、簡単に飲み方をご説明しますね。いちばん重要なのは温度です。沸きたてアツアツの熱いお湯で入れてください。そして、使用する茶器を温めるのも大切です。「茶盤」というものの上に茶器を一式並べて、直接ばーっとお湯をかけて温めます。
中川
直接ばーっと。ダイナミックで好き。入れ方が、日本のお茶とぜんぜん違う。
先生
では早速、烏龍茶をお入れしますね。2種類飲んでみましょう。まずは黄金桂から。
緑色の烏龍茶『黄金桂』を飲む!
黄金桂(25gで)¥1620。この写真は3g程度。よく見る烏龍茶と違って、緑色のお茶。製法が茶色の烏龍茶とは異なる。
中川
香りが甘い…! 烏龍茶じゃないみたい!
鈴木
うん。色はこんなに薄いのに、味がしっかりしてる。すごく美味しい。
先生
鈴木さん、素晴らしい感想です! お茶を飲み慣れていらっしゃる方の感想ですね。
中川
この入れた後の葉っぱ、食べてもいいですか?
先生
ダメです。
定番烏龍茶を飲み比べ!
巌茶奇蘭(25gで)¥2376。いわゆるイメージに近い烏龍茶。中国福建省北部を代表する種類。
中川
うお! 直接急須にお湯をかけた! 急須突っ込んだ! 俺、やっぱり中国茶のこういうダイナミックなところが好きなんだよな〜。大ざっぱな感じがいい…。
鈴木
急須の種類がさっきとちがうのは何でですか?
先生
緑っぽいお茶を土の急須で入れると、香りが急須に吸収されてしまうんですよ。なので、陶器やガラスのもので入れます。逆に、この烏龍茶のようなしっかりした味のものは、この急須で入れることで、味の角がとれて、飲みやすくなるんです。
鈴木
なるほど!
先生
では、飲んでみてください。淹れたときは、飲杯(飲むための器)が上、聞香杯(香りを楽しむための器)が下になっているので、ひっくり返してから飲んでくださいね。先程は私がやりましたが、今回はご自分でどうぞ。
手前に返すようにして、ひっくり返す!
そして真剣に飲む。
鈴木
あっ、でもこれも香りが甘い!
中川
甘すぎて、この容器を舐め回したくなる!
先生
それはちょっと…。
中川
でも、この烏龍茶はちょっと苦いな…。
中川
そう? 俺はけっこう好き。
先生
お茶を飲み慣れている人とそうでない人との違いですね。お茶を飲み慣れていると、このお茶を苦いと感じないと思います。
鈴木
あっ、そうなんですね…!
中川
この烏龍茶のお茶っ葉、そのまんま葉っぱだ。どんな味がするのかなあ…。
お茶っ葉をどうしても食べてみたいらしい中川。ちょっと引く仁。
先生
さて、烏龍茶をお飲みになってみていかがですか? リラックスできたんじゃないでしょうか。
鈴木
できました。身体の芯から温まったので、ホッとしています。
先生
このあと、機能性の高いお茶もご紹介しますが、身体にとっていちばんいいのは、この「ホッとする」ことだと思います。なので、どのようなお茶でも、美容にいいんじゃないかと私は思っているんですよ。
鈴木
他のお茶も楽しみだな〜。
次回はいよいよ、美容に良いお茶を飲む! お楽しみに。
遊茶
表参道にある中国茶専門店 。試飲をしながらお茶を選べる。 東京都渋谷区神宮前5-8-5 ☎03-5464-8088
Photos:Teppei Hoshida Hair & Make-up:Naoko Matsuoka Illustrations:Daisuke Nakagawa Text:Miki Higashi
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