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宮沢氷魚と蕎麦打ち体験
この道44年の大将に氷魚が弟子入り!? 子どもの頃に体験して以来、「いつかまた挑戦したい」と思っていたという蕎麦(そば)打ちに今回はチャレンジ。悪戦苦闘の末、できあがった蕎麦のお味は…?
東京の下町・谷中の地で、江戸前の味を守りながら、お店の中で本格的な蕎麦打ち体験ができる「手打ち蕎麦 やなか」。蕎麦の歴史を教わりながら、蕎麦粉の水まわしから始まり、練り、のし、切ると、基本の作り方を大将がじっくり丁寧に指導してくれるのがうれしい。初心者も大歓迎で、たとえできあがりが不ぞろいだったとしても、自ら愛情込めて打った蕎麦の味は、きっと格別のはず! 今回、氷魚が着ているのは、1924年にアメリカのシカゴで創業したワークウエアブランドのエプロン。流行のアメカジスタイルで日本の蕎麦打ちを経験するっていうのも、おしゃれ好きにとっては、ある意味“粋”かも!?
やり直しがきかないのが
蕎麦打ちの醍醐味(だいごみ)なんだって
「いや~、なかなか筋がよかったですよ! あと、10回くらい体験してもらえれば、ある程度カタチになるんじゃないかな(笑)」と、蕎麦打ちの腕前を笑顔で褒めてくれた大将。氷魚自身の手ごたえは、というと…?
「切り終わった後は、正直『均等に細く切れたし、イイ線いってるんじゃない!?』と思ったんですけど、実際に茹(ゆ)でてみたらかなり不格好になってしまいました(苦笑)。やっぱり水分で、膨らんでしまうようで…。ただ、食べてみるとすごくおいしいんですよ! やや平打ち麺なんですけど、これはこれで味があっていいな、と(上写真/左)。でも、その後に大将が切った蕎麦も食べさせてもらったら『あ、こっちが本物だ』って、すぐに反省(笑)。同じ蕎麦のはずなのに、切り方だけでもこんなに違うのかって、驚きました。
作っていて特に面白かったのが、最初の水まわし(上写真/左)という工程で、蕎麦粉に水を加えて塊にしていくんですけど、少しずつ蕎麦に命を吹き込んでいくような…神聖な作業に思えて、不思議な感覚でした。その後で塊を練って、のし棒でのばしていく(上写真/右)。これが難しくて、一度生地がちぎれてしまうと、くっつけて練り直したりできないんです。その“後戻りできない感じ”が、まさに蕎麦は生き物なんだなって気がして、蕎麦打ちの厳しさと奥深さを実感しました」
氷魚の蕎麦打ち体験を動画で。
撮影の舞台裏をおさめた
メイキングムービー!
●手打ち蕎麦 やなか
東京都台東区谷中1の1の18
TEL:03(3828)5333
蕎麦打ち体験は、ひとり¥5,000~(2名より)
※店舗の営業に関する最新の情報は、手打ち蕎麦 やなかのHPをご確認ください。
Photos:Tohru Yuasa Hair:Taro Yoshida[W] Stylist:Takanori Akiyama[A Inc.] Title logos:Moeko
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