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まさにメンズノンノ世代、26歳のユウタと21歳のショウタロウ。青春ただ中の同じ20代でも、年齢によって少しずつ視点は変わる。自分のやれることが増えてきて、かわいい後輩もできた中で、これからの自分がどうあるべきかちょっと悩む"先輩"視点。まだまだわからないことだらけだけど、たくさん仲間をつくって楽しく進んでいけたら、と日々まい進する"後輩"視点。世界で活躍する2人の考える、現在の自分に必要なことは? トレンドを着こなし自身の今を語る、リアルな"VIBE"を届ける本誌連載第2回をWEBでもお届け。
☆本誌を見てくれた人にはわかる、誌面に掲載した小さなコラージュカットの、ノートリミングver.を公開!
(@yuu_taa_1026)
僕自身も、まだまだ迷ったり悩んだりしながら模索している毎日だから、自分が誰かにとって先輩という立場、みたいな意識はあんまりないかも。でも、年上・年下にかかわらず人に甘えるのが苦手!(笑) 抱え込まず周りに頼れるようになるのが今の課題。
先輩って何だろう
——新人と呼ばれる時代を経て、後輩世代も増え、ロールモデルにユウタさんを挙げる方も多いですよね。
「僕も刺激を受けます。“NCT 127が『Fire Truck』でデビューしたとき、僕たちもああだったなぁ”と見ていて懐かしく思うことがあります。勢いを感じるし、何より若い人たちはみんなパフォーマンスがうまいですね! 僕もまだ若いですけど(笑)。ただやっぱり僕自身は“先輩後輩”みたいなのは好きじゃないかな~」
——おふたりの撮影も仲のいい友達という空気感で、ショウタロウさんも楽しそうにのびのびとしていました。ユウタさんが“後輩”ではなく、フラットに見ているからなのかなと。
「僕、環境や立場に関係なく、つねに自分自身に対して勝負すべきだと考えているんです。アンケートでも“どんどん先輩という立場になる中で、気づいたことは?”って聞いてもらいましたが、本当に特になくて(笑)。だからショウタロウにも、こっちからは口を出さないですね」
——金言をもらえそうなのに(笑)。
「いやいや、本当にそんなことないです(笑)。でも、僕の“こうなりたい”という理想像が父だからかもしれませんね。大切なことを率先して行動で見せてくれるし、不器用だけど自分のやるべきことをやる姿がカッコいいので、僕もそうなりたいと思っているんです。しんどいときには、父ならどうするかなと考えます」
モチベーションの変化とキープ
——デビュー時の“僕たちを知ってほしい”というところから、もっと自分の名前を知られたいという思いに変化はありましたか?
「変わった気がします。“お金を追うより、楽しいことをすればそれにお金がついてくる”というような言葉を聞いたことがありますが、それと似た考え方で、知らせよう知らせようとするより、すべきことを精いっぱいやって、それに対して興味を持ってほしいと思うようになりました。欲を言えば老若男女に知ってもらいたいというのはあるけど(笑)」
——よりシンプルに自分のモチベーションが大切に?
「そうですね、NCT 127のユウタである以上、チームでの活動や音楽を純粋に頑張りたいです。だから“これだけは誰にも負けない”みたいなことも考えないですね。僕たちのやっていることは、点数で表現できないし勝ち負けじゃないですから。他の人が認めてくれるかとか、SNSの声も気にしないようにしています。もし理解してもらえるなら、そばで応援してほしいなと思います」
——「マイウェイ」「俺」など、オリジナリティを大切にするワードがこれまでも登場していますよね。
「でも、もしかしたら逆に心地よくないときにも使っているのかもなって最近思って。自分が考えているオリジナリティを表現したい、そうありたいという気持ちを、あえて言っているんだなと。同時に、がむしゃらに進むより“途中休んでもいいから続ける。逃げ出さないことが大事”というバランスも覚えました。無理せず、周りに助けてもらいながら自分のペースでできるのが一番」
課題は、もっと人に甘えること
——経験を積んでスキルを磨いても、人に頼ることも必要ですよね。
「僕、自分から誰かに甘えるのは本当に苦手なんです(笑)。ありがたいことに、いろんな人が助けてくれるんですけどね。もっと人に甘える、それが今の自分の課題ですね!」
(@_shotaroo_)
僕は誰とでも仲よくなれるタイプだと思うし、よく"人懐っこい"と言われますが、誰しもがそうであるように新しい場所では大変なこともありました。だから、人とコミュニケーションを取るためにたくさん努力もしました。
そんな僕を助けてくれるメンバーのお兄ちゃんたちには本当に感謝しています。
愛され弟キャラのルーツ
——ショウタロウさんといえば愛されキャラ! 人づき合いが苦手な人にはうらやましく映りそうです。
「そう言っていただくことが多いので、何でだろうって自分でもちょっと考えたんですけど、ありがたいことに今まで周りにいい人がいっぱいいたからなのかなぁって。思い返すと、ニコニコしている人が多くて、自然と吸収したのかなと思います」
——撮影でも、事務所の方が紹介する前に、自分から進んでスタッフ一人ひとりにあいさつしていました。
「全然意識していなかった!(笑) 人と話したり、みんなと一緒に何かするのが好きなので自然とやっていたのかも…。でも韓国へ渡ってから、よりコミュニケーションの大切さを意識するようにはなりましたね」
——いくら人が好きでも、新生活って緊張することが多いですよね。
「そうですね。誰しもがそうだと思いますが、環境が変われば、そこに適応するのは時間もかかるし大変だと思います。僕自身、誰とでも仲よくなれるほうではあるのですが、韓国に渡ってからの毎日は、異国の地で生活をしつつ仕事もするというのが初めてだったので、言語の面ではもちろん、最初は少し苦労した部分もありました。何をするうえでも人との関わりや信頼関係は必須だなとあらためて思ったので、なるべくたくさん自分からコミュニケーションを取るように努力しました」
友達をつくる極意!?
——自分から誰かに話しかけるのには勇気がいるという読者のために、ショウタロウさん流の人と仲よくなる方法を、ぜひ伝授してください。
「いきなりみんなと打ち解けよう、その場になじもうとすると大変だから、僕の場合はまず近くにいる人に話しかけますね。“今日何してた?”でもいいし、“昨日は何したの~?”でも、何でもいいんです(笑)。話が続いたら、“最近好きな映画とかある?”って、相手も答えやすいことをつないでいく感じですかね…大丈夫かな、もっと皆さんにまじめなアドバイスができたらいいんですけど、僕の場合はこんな感じです(笑)」
——とても役立ちそうですよ!
「無理しなくていいから“近くの人から攻略していく!”ってことですかね。あとは話しかけやすそうな人を見つけるとか。丁寧に人と接していたらみんな親切にしてくれるはず!」
やっぱりNCTのメンバーはすごい!
——NCTも23人の大所帯ですもんね、説得力がある!
「最初ははじめましてでしたけど、今ではメンバーとショッピングしたりして遊ぶ時間が、韓国での生活の一番の楽しみになっています。ユウタくんはじめ、NCTのお兄さんたちはみんな優しいです。例えば、最近テヨンくんと遊ぶようになっていろんなお話をするのですが、話を聞いて個人的に感じたのが、テヨンくんは自身を客観視することができて、自分に対してストイックに努力ができる人なんだなということ」
——楽しく話す中に学びがある?
「そうなんです! 僕が思うに、自分のことを客観視するのって、そう簡単なことではないです。それに自身に必要なことを理解して、行動に移すというのもなかなかできることではないと思うんです。だからそうやっていつも努力して行動に移せるテヨンくんは、本当にすてきだなとリスペクトを感じました。NCTはカッコいいお兄さんだらけ! これからも素直に吸収していきたいです」
JULY FASHION :Sports MIX
YUTA
スポーティという軸の中で、色やシルエットで対照的になるよう考えてつくられた2人のルック。ユウタさんのルックは個性的ながら踊ったときに体のラインがきれいに見えるアイテム選びにこだわりが。
VEST/C.P. COMPANY PANTS/OAKLEY SHOES/NIKE GLOVES/OAMC NECKLACE/VIOLLINA・SENSE OPTIC
SHOTARO
トップスがタイトな分、パンツは面白い動きが出るものを。何を着て踊っても2人ともカッコいいが、動いたときの状態を想像して組み立てるのも楽しい!
T-SHIRT/SAUL NASH PANTS・HAT/SURGERY NECKLACE/FLAN RING/ROCKING AG・VIOLLINA・SENSE OPTIC SHOES/STYLIST OWN
※この特集中の衣装は韓国で用意されたものであり、日本国内の問い合わせ受け付けはありません。
「RESONANCE」
NCT
NCT 127、NCT DREAM、WayV、そしてNCT Uと、さまざまなユニットが大集結している多国籍ボーイズグループNCT。圧倒的なパフォーマンススキルや最先端のファッション、彼らが個々に持つ魅力的なキャラクターで、世界中に多くのファンを持っているボーイズグループだ。歌、ダンス、ラップなど、どれをとってもハイレベルで、一度観たら忘れられない!
Models:YUTA SHOTARO[Both are NCT] Photos:Heehyun Oh Hair:Songhee Han Make-up:Seongeun An Stylist:Youngjin Kim Coordination:Shinhae Song Asaki Kan Sachiko Tanno[TANO International] Logos:ZUMA
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