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「1枚の写真から見えない病を見つけ出すエキスパート」と言われる診療放射線技師と放射線科医が繰り広げる、これまでにない“医療現場の裏方”に焦点を当てたドラマ『ラジエーションハウス』。病院を訪れる患者とその病に真摯に向き合う彼らの情熱やチームワークが感動を呼び、2シーズンにわたり人気を博した。そして、さらにスケールの大きい劇場版となり、4月29日に公開される。今回、甘春杏役を演じる本田翼に、彼女が感じた本作の「目に見えない魅力」について聞いた!
共演者との心地よい関係性が
作品のチームワークに生きている!
──前編でおっしゃっていた撮影現場で起きた「印象的な出来事」とは…?
島にすごくかわいい野良の島猫がいっぱいいて、人懐っこいからみんなで「かわいいね〜」って遊んでいたら、ハマケン(浜野謙太)さんだけなぜか引っかかれて…。こんなおとなしい猫ちゃんなのに、ウソでしょ? って(笑)。それが、ハマケンさんが演じる軒下吾郎のキャラにあまりにもリンクしていて、逆に感動しちゃいました。このチームはやっぱりすごいなと。ハマケンさんは「痛〜い!」って泣いていて、ちょっと気の毒でしたけど…。
──そのお話を聞いただけで、皆さんの仲の良さが伺えますね。
撮影現場はいつも賑やかで、これが現実にあったら、こんなにいい職場はないっていうくらい楽しかったです。みんなでいると基本的に、(広瀬)アリスとエンケン(遠藤憲一)さんがボケ合うところから始まって、そこにハマケンさんと八嶋(智人)さんが乗って、矢野(聖人)くんがツッコんで、窪田さん、丸山(智己)さん、山口(紗弥加)さんが乗って大盛り上がり!
この空気感はドラマや映画にも出ていると思います。長く一緒にいたからこそ出せた関係性だと思いますが、そもそもみなさんの性格のいいお人柄があってのことだと思います。いつも盛り上がりすぎて、私はだいたい夜8時ぐらいから眠くなってきていましたね(笑)。
表から見えない放射線科の
偉大な役割を本当に知ってほしい。
──本田さんが思う『ラジエーションハウス』シリーズの魅力を教えてください。
『ラジエーションハウス』で医師役を初めて演じましたし、さらに放射線科医も初めて聞きました。実際に病院に見学をさせていただき、お仕事を拝見したときに、これほど重要な役割を果たしている方たちを知る機会があまりないことがすごく残念に思えて。でも、もちろん現場で働く放射線科の先生たちは、「病気を発見できたときがすごくうれしくて、大きなやりがいを感じています」とおっしゃっていたので、その姿を描く本作に出会えてよかったと思っています。
診療放射線技師や放射線科医がいないと体の奥に潜む病気を見つけてもらえないですし、見つけてもらえないということは治療ができないので、私たちにとって大切なお医者さんと技師さんなんです。確かに患者さんに直接会わないので、存在が知られることがないと思うのですが、こういう方たちが私たちの見えないところで奮闘してくださっていると知ってもらいたいと強く思いました。ドラマでもそうでしたが、劇場版でも裏方と言われる彼らが直接患者さんと向き合い、未知の感染症に立ち向かう物語です。新しい活躍を楽しみにしてください!
──最後に、唯織と杏、広瀬アリスさん演じる広瀬裕乃との恋の行方も気になりますが…。
そうですね。誰かの恋の決着はつく…? 私からはここまでしか言えません、ごめんなさい!(笑)。ぜひ三人の恋の展開にも注目してください!
PROFILE
本田 翼 TSUBASA HONDA
1992年6月27日生まれ、東京都出身。2006年に雑誌『Seventeen』専属モデルとしてデビュー。現在は雑誌『MORE』モデルを務める。11年放映のドラマで女優デビューを果たし、その後数々のドラマ、映画に出演。5月20日公開の映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』、6月24日公開の『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』に、ヒロインのウィンリィ・ロックベル役で出演している。
『劇場版ラジエーションハウス』
監督:鈴木雅之 出演:窪田正孝、本田翼、広瀬アリスほか
©2022横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会
甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田正孝)は落ち込んでいた。大好きな甘春杏(本田翼)が、放射線科医としての腕を磨くため、ワシントン医大へ留学することが決まったからだ。そんな中、杏の父親・正一が危篤との連絡が入る。無医島だった離島に渡り小さな診療所で島民を診てきた正一だが、杏が父のもとに着いてほどなく息を引き取る。生前、父が気に掛けていた患者のことが気になり、島に一日残ることにする杏。そこに大型台風、土砂崩れ、そして未知の感染症が襲いかかる。遠く離れた地で杏が孤軍奮闘していることを知った唯織は、大切な仲間を守るため、苦しむ島民を救うため、ある決心をする。
ブラウス(トゥデイフル)¥19,800/LIFE’s 代官山店[TEL:03-6303-2679] スカート¥37,400/オーラリー[TEL:03-6427-7141] イヤーカフ¥12,000・ネックレス¥28,000・チョーカー¥20,000/e.m. PRESS ROOM[TEL:03-6712-6798]
Photos:Tetsuo Kashiwada Hair & Make-up:Tomoe Nakayama Stylist:Sonoko Honma Composition & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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