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シンプルは深淵で、デザインの塊は細部に宿るとか…。ならば定番品こそ本当にいいものを。そこで、トレンドに囚われず長く愛せるものに目を向けるのが「名品図鑑」連載。第37回のテーマはスニーカー。「オシャレは足元から」というようにスタイリングを組む上で靴選びは重要。アクティブに遊びたいこれからの季節、気軽に履けてサマになるスニーカーがあったら心強い。今回もファッションプロを選者に迎え、履き心地はもちろん、素材や見た目、機能性に優れた名品5選を紹介する。
ガシガシ履けるタフさと
レトロなデザイン
1990年代、タフさと機能性で人気を得たナイキのアウトドアシューズを復刻。肉厚なアッパーによる丸みを帯びたフォルムと、グリップ力抜群の厚底ソールが特徴の一足だ。アッパーには丈夫で耐久力に優れたレザーを起用。スエードの素材感が上品さをプラスしてくれるから、どんな着こなしにもハマる。「ガシガシと履けるタフさと、クラシックな見た目が魅力です。少しゆったりめなデニム などの足元に合わせて、ストリートな着こなしを楽しみたいですね」。(百々 南/ビームスPR)
スニーカー(ナイキ)¥16,500/ビームス 原宿[TEL:03-3470-3947]
語りたくなる機能性
東京・富ヶ谷のスニーカーセレクトショップ「プレイグラウンド」のオリジナルブランド、ピージー。このスニーカーは、なめらかなスムースレザーが生むモダンな佇まいの中に、機能がぎゅっと詰め込まれているのが魅力。シンプルなシューレースとダイヤルでホールド具合を調節できるFREELOCK仕様を兼ね備え、ソールには軽さと高い耐久性を誇るVibramソールを使用。つい語りたくなる機能が満載だ。「スウェットとボリュームがあるパンツと合わせてコーディネートを引き締めたいですね。シューレースを外すことによってまた違う雰囲気を楽しめますよ」。(稲垣 大貴/アルファPR)
スニーカー(PG)¥24,200/プレイグラウンド[TEL:03-5738-1872]
アイキャッチなロゴがポイント
クリーンなホワイトが清々しいパトリックの定番モデル、オーシャン。アッパーには丈夫でしなやかなステアレザーを使用し、上品な佇まいが特徴。ベルクロ仕様で着脱しやすいのもポイントだ。ストラップにプリントされたはシルバー箔のロゴがアクセント。「オールホワイトでシンプルなデザインなので、コーディネートに合わせやすく重宝します。暖かくなるこれからの季節は、爽やかなシャツと合わせたいです!」(古瀬 公平/DOVE WORKS.ディレクター)
スニーカー(パトリック)¥16,500/カメイ・プロアクト[TEL:03-6450-1515]
モノトーンが生むモードな雰囲気
スロバキアのフットウェアブランド、のヴェスタの定番モデル「RUNNER」をベースにエディションが別注。フロントをオールレザーに、ソールをグリップ力が高いラバーに変更することで、モードな佇まいの一足が生まれた。ブラック×ホワイトのシンプルかつ洗練されたカラーリングが洒脱。「ソールにほどよい厚みがあり、誇張しすぎずちょうど良いバランス。デニムジャケットに白のTシャツ、黒や紺のスラックスに合わせてこのスニーカーを履きたいですね」。(井上 直哉/トゥモローランドPR)
スニーカー(ノヴェスタ×エディション)¥33,000/エディション 表参道ヒルズ店[TEL:03-3403-8086]
都心からアウトドアまで大活躍
ジャケットやシャツに合わせることを前提に作るというブランド哲学のもと、東京で生まれたスニーカーブランド、ヨーク。アッパーには強度と撥水性に優れたCORDURA®ナイロンを使用し、ソールには耐久力抜群のVibramソールを採用。高いスペックを備え、都心からアウトドアまで様々なシーンで活躍する一足だ。インソールには豚革を贅沢に使用し、足全体を包み込むフィッティングが心地いい。「コーデュラナイロンの一見ヘビーなアッパーですが、スエードの切り替えによって上品な雰囲気に仕上がってます。スラックスからカーゴパンツまで色々なスタイルに取り入れたいです」。(平山 洋次/HEMT PR ディレクター)
スニーカー(ヨーク)¥39,600/HEMT PR[TEL:03-6721-0882]
Photos:Yoshio Kato Stylist:Atsuo Izumi Composition&Text:Takako Nagai
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名品図鑑