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僕たちにいつも最高にカッコいいファッションを紹介してくれてるスタイリスト。おしゃれを刺激してくれる存在として、また頼れるアニキとしても憧れの的だ。ところで、世界のスタイリストってどんな感じ? どんな一日を過ごしてる? パリから濃いレポートが到着した!
PARIS
Bérenger Pelc
べランジェ・ペルク
Profile
エコール・デュペレを卒業後、アシスタントを経てスタイリストデビュー。パリ発のインディペンデントなファッション誌『Double Magazine』や、世界中のホットなアーティストを紹介する『Marfa journal』、その他にも『Alla carta』や『Novembre』などでの個性的な仕事が注目を集める。
言葉のように洋服を通して自分自身を表現するのが好きです。スタイリストであることは、ストーリーを語ること、キャラクターを作ること、服で遊ぶこと…いつもたくさんのことを僕に与えてくれます。みんな社会問題、自分たちの時代、セクシュアリティ、文化、ユーモアについて話しますよね。それと同じで、僕はファッションでそのことについて表現しているんです。ファッションは、生きるうえでとても大切なものだと思います。北マレにあるエコール・デュペレでモードを専攻後、スタイリストアシスタントになり、独り立ちしてからは『Double Magazine』などエディトリアルを中心に仕事しています。自分のスタイルがあるとすれば、“ミックス”。ステレオタイプのようなものは嫌い。さまざまなインスピレーションをミックスすることで、予想しなかったいい結果が起こります。
FASHION
WORK
アートな雑誌の仕事が好き!
雑誌撮影はいつも、カメラマンやヘアメイク、セットデザイナー、モデルなどみんなでイメージをつくりあげるチームでの仕事だそう。日本と同じ!
自身のスタイリングしたページを紹介。『Alla carta』や『Double Magazine』など、クリエイティブな現場での仕事が大好き。トレンドよりも、誌面で伝えたいストーリーに対して、自分の解釈をどう表現するかを重要視している。
SHOP
リサーチや買い物でもよく訪れる古着屋「Guerrisol」。ベランジェさん自身、地球環境に配慮してヴィンテージを多く買うことにしているそう。メンズノンノ読者にもおすすめ!
Guerrisol
安くていいものが見つかるという、ベランジェさんイチ押しの古着屋。今回選んだパンツはなんと3ユーロ。
https://guerrisol.shop/fr/
CHILL
13区にある石畳が残る古い町の、カフェやバーが集まる界隈(かいわい)で休憩。これぞパリ、というムードのなか、往来の人を眺めエスプレッソを一杯。
ROOM
とにかく服と本、アートに囲まれたアパルトマンの一室。壁のパッチワークは、18区のマルシェで生地から自分で選び手縫いした。陶芸のオブジェも自ら手がけるなど創作活動も精力的に行っている。「自分の仕事には、アートな教養や体験が欠かせない」のだそう。
Photos:Mari Shimmura(Paris) Coordination:Shoko Sakai(Paris)
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