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仕事だけでは大きなお金をためることは難しい。投資というだけで食わず嫌いせずに、まずはその中身を理解して、賢く自分の人生に役立ててほしい。
大河内 薫さん
芸術学部卒という異色の経歴を持つ税理士。株式会社ArtBiz代表取締役。Webでの発信が得意で、税理士として日本一のソーシャルメディアインフルエンサー(YouTubeチャンネル登録者数33万人、Twitterフォロワー数10万人、Voicyフォロワー数7万人)でもある。現在は日本にお金の教育を広めるべく活動中。
覚えておきたい「単利」と「複利」
単利
運用した元本に対してのみ、毎年同額の利息がつく。
➡︎増えたお金(5万円)を使い切り、来年同じ100万円を運用。
複利
元本に年々増えた利子を組み入れた分に対して利息がつく。
➡︎増えたお金を引き出さず、雪だるま式に利益がふくらんでいく。
100万円投資して、利回り5%で
運用し続けた場合
「積み立て投資」が
投資初心者におすすめの理由
投資には怪しい、難しそう、というイメージがつきまとうけど、リスクを極力抑えるには 「分散投資」がおすすめ。さらに長期スパンで投資すると「複利」の効果が期待できる。(上図)
同じ商品に毎月同じ額を長期的に投資する「積み立て投資」で、初心者には投資信託で投資を始めることをおすすめ。
投資信託はいろんな商品のつめあわせセットのようなもので、少額から買えて、ひとつ投資信託を買うだけでたくさんの株に同時に投資していることになるからリスクを分散できる。しかも、投資のプロが運用しているから信頼度も高い。
毎月少しずつでもいいから
長期間続けて、
複利の力で大きな利益を出そう!
たとえば「つみたてNISA」で積み立て投資
つみたてNISA
国が用意したお得な投資専用口座
その名のとおり、積み立て投資専用のNISA口座のこと。証券会社で投資信託を買うと利益に約20%の税金がかかるけど、つみたてNISA口座は運用益が非課税になる。これはかなり大きい。現時点では、運用限度額は年間40万円(毎月3万3,333円まで)で、非課税期間は20年間。商品ラインナップは金融庁の基準をクリアした投資信託だからリスクが少ない。長期的に運用するのが望ましいけど、iDeCoとは違って途中でお金を下ろすことができる。つみたてNISAを始めるには、まずは証券口座が必要なので、手数料が安く商品数が多いネット証券で作ろう。スマホ1台あれば口座開設できるので、手続きがちょっと面倒だけどあきらめずにやってみて!
メリット
・投資の利益に20年間税金がかからない
・金融庁審査済みの投資商品だけで安全度高め
いつ安いかがわからないから毎月同じ額を淡々と貯金するような感じで買うことが大切。そして、あまり見ないこと。日々の価格に一喜一憂しないように。数か月に1回のチェックで十分です。僕もたまにしか見ていませんよ。
Photos:Yumi Yamasaki Illustration:Piroyo Arai Composition & Text:Masato Nachi
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