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世の中にはコミュ力の高さを仕事に生かしている人や、コミュ力で人生が変わった人もいる! そんな執事・新井直之さんに話を聞いてみた!
執事 新井直之さん
執事、講演家、日本バトラー&コンシェルジュ株式会社代表取締役社長。国内外問わず、さまざまな大富豪、超富裕層を顧客に持つ。『執事が教える至高のおもてなし』(きずな出版)など著作多数。
世界中の富豪から
信頼を得る秘けつとは?
執事として世界中の富豪と関係を築いてきた新井さんは、実はもともとは一般的なサラリーマンとして働いていたそうで…。
「会社員時代は大手企業の役員を相手にする営業をしていました。当時は3〜5年かけて信頼関係を築いても、人事異動によってそれがくずれてしまうのが寂しくて。そこで長きにわたって関係性を築ける職業として思いついたのが執事でした」
「信頼関係を築くために大切にしているのは、相手の“真の要望”を見抜くこと。以前、富豪の方に『3時間でN.Y.に行きたい』と言われたとき、僕は『さすがに無理ですよ』と断って激怒させてしまいました。本来なら“なぜ今すぐN.Y.に行きたいのか”を探り、その希望をかなえるように動くべきだったんです。後から話を聞いたところ、当時ご友人がN.Y.で病に倒れ、その人の顔を見て話したかったのだそう。それを知っていれば、N.Y.にいる僕の友人にお見舞いに行ってもらいテレビ電話をするなど、何か他の策がとれたはず」
「皆さんも、上司に『牛丼買ってきて』と言われたら、牛丼を食べたいのか、それとも今すぐ食事をしたいのか、“真の要望”を見抜くことを意識してみてください。すぐに使える技としては、“ポジティブ相づち=さ・お・す”がおすすめ。『①さすが! 最高! ②面白い! 驚きました! ③すごい! ステキ!』は、関係をよくする魔法の言葉です。コミュニケーションは経験を重ねるほど加速度的によくなっていくもの。苦労もあると思いますが、頑張ってください!」
コミュニケーションのうえで
大切にしていること
1.
“真の要望”を見抜く
2.
相づち&「さ・お・す」
3.
経験を重ねる
Illustrations:Okuta
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