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だまされた、アカウントを悪用された、そんな詐欺&詐欺の手前の“灰色”な商売。僕ら世代を狙い、待ち構える詐欺師たちの本当にあった怖い話、と防衛策を紹介!
教えてくれたのは
元捜査一課
佐々木成三さん
1976年、岩手県生まれ。埼玉県警に22年勤務。捜査一課では、デジタル捜査班の班長としてデジタル証拠の押収解析を専門に。著書には、『あなたのスマホがとにかく危ない』(祥伝社)。
マルチ勧誘はまだまだ存在
話にはよく聞くけど、実はよくわからないシステム。勧誘活動をしていた元マルチ会員のエピソードからその実態を知ることで、対処法が見えてくる!
マルチ商法とは?
法律的には、セーフだけど……
▼マルチ商法というのは、自分が商品やサービスの販売員になって販売利益を得ると同時に、他人を販売員になるよう勧誘し、一定の紹介料を得ていく、という商売の仕組み。専門用語では連鎖販売取引と呼ばれていて、法律的には実は問題なし! だけど、紹介料のシステムはかなり複雑なものが多いのが実情。なかには“絶対儲けられる”と甘い誘惑を持ちかけ、紹介料や利益の大半は組織の上の人間に……という悪質な場合も。“簡単に稼げる”ような商売はそうそうないということを肝に銘じておこう!
4コマで解説!
マルチ会員あるある!
対策1
マルチ勧誘の対策
まず、マルチは儲からない、という事実を念頭に。20歳を超えると消費者金融からお金を借りられるようになるので、学生もしっかり防衛意識を持つこと。そして高額契約を迫る人は友達ではありません。(佐々木さん)
対策2
契約してしまったら
意外に思う人も多いだろうけど、連鎖販売取引に該当するマルチ商法は、契約から20日以内であればクーリング・オフ、または中途解約の対象です。消費者庁や国民生活センターに相談して、正式な手続きを。(佐々木さん)
「怪しい?」と思ったらココに相談
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消費者ホットライン/これって詐欺かも、と思ったそんなときに、身近にある消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれる!
#9110
警察相談専用電話/住んでいる都道府県に応じた、警察の相談窓口につながる。事件性があるかどうか、の判断をプロに確かめられる!
Supervisor:Narumi Sasaki Illustrations:Shun Suzuki Composition & Text:Kanta Hisajima
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