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「日本人は絶対ハマる!」という噂(うわさ)を確かめるため、念願のポルトガル料理を食べに。心躍るカラフルなお店と同じく、見た目も味わいも色とりどりな逸品を楽しんだ!
vol.9 PORTUGAL
「フランセジーニャ」
文・上白石萌音
ビジュアルが爆発していた。ポルトガル発祥の料理、フランセジーニャ。メニュー上の説明は、「ポルトガル式色々な肉を食パンで挟んだオーブン料理」……なんだって? この想像のつかなさ、オーダーするっきゃないでしょう。
料理を目の当たりにした第一印象は「建築」。赤茶のソースに覆われた、縦に伸びる長方体。古代遺跡もしくは現代アートのような圧巻の佇まい。
聞けばこれ、ポルトガルではカフェで食べられるB級グルメだそう。どこがパンでどこがお肉かわからぬまま入刀。ポイントはナイフを動かす手に力を入れすぎないこと。軽く軽く、着実に慎重に。そして、いただきます。
……これがなんとも、上品なお味なのだ。正直もっとコッテリ系だと思っていた。色々なお肉の上質な旨味(うまみ)、濃厚かつ爽やかなソースが染み込んだ食パン。どう考えてもコース料理のメインを張れる一皿が、カジュアルに食されるポルトガルという国。一気に興味をそそられた。いつか必ず、本場のカフェで。
「カラフルで素朴で温かい。隅々までかわいくてキュンとしちゃう」と、本国の風情を感じる心地いい空間にうっとりする萌音さん。
「今日の服装は、お店の明るい雰囲気に合わせて、ポルトガルのお祭りをイメージ。気分も陽気に(笑)」。
1品目は、人気料理「フランセジーニャ」を注文。「見た目は連載始まって以来の衝撃! パンとお肉に甘めのトマトソースが絶妙に調和していておいしい!」。
そして、2品目の「蛸(たこ)のラガレイロ」が登場。「オリーブオイルとスパイスのうま味に浸った柔らかいタコ。シンプルに見えて奥深い味!」。
最後は「干し鱈(だら)とフライドポテトの玉子とじ」。「一見珍しい組み合わせだけど、優しく包み込む卵の下、香ばしい干し鱈と千切りのポテトの味に団結力が生まれていて美味です!」
フランセジーニャ
インパクト大の「フランセジーニャ」。豚と牛のひき肉、生ハムなどをパンで挟みグリル。特製の甘辛トマトソースをかけた、食べ応え満点のサンドイッチだ。¥2,510。
蛸のラガレイロ
天草蛸をEX(エキストラ)オリーブオイルで煮込んだ「蛸のラガレイロ」。玉ネギやトマト、ハーブなどを一緒に煮込み、奥行きのある味わいに仕上げている。¥1,580。
干し鱈とフライドポテトの玉子とじ
「干し鱈とフライドポテトの玉子とじ(バカリャウ・ア・ブラス)」は、ほぐした干し鱈と、ポテトのうま味が染み込んだ半熟卵で全体をくるんだ人気の一品。¥1,050。
Cristiano’s(クリスチアノ)
渋谷区富ヶ谷1の51の10
TEL:03(5790)0909
営業時間:平日17時〜23時(L.O.22時)、土・日曜・祝日12時〜15時(L.O.14時)、
17時〜23時(L.O.22時) 無休
PROFILE
1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年のデビュー後、女優、歌手として活躍。10月25日に両A面シングルをリリースし、11月3日より全国をめぐる『yattokosa』Tour 2023をスタートする。来年、日本とイギリスで舞台『千と千尋の神隠し』の再演、主演映画『夜明けのすべて』が2月にひかえている。
フリルシャツ(フェルメリスト ビームス)¥47,300/ビームス ウィメン 原宿 ベスト¥11,880・パンツ¥16,280・バンダナ¥1,705(すべてビームス ボーイ)/ビームス ボーイ 原宿 コインネックレス¥7,800・チェーンロングネックレス¥6,800/ロングビーチ 表参道
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Photos:Sodai Yokoyama Hair & Make-up:Tomoko Tominaga[Allure] Stylist:Lisa Sato[bNm] Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y] Director:Taro Usuda Movie Camera:Noriyuki Fukumoto
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