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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃するこの連載。第30回は、カフェ「𝐃𝐀𝐘 𝐂𝐎𝐅𝐅𝐄𝐄」のオーナー、谷口乃規さんのご自宅にお邪魔しました!
谷口乃規さん
Instagram@daiki__taniguchi
カフェ「𝐃𝐀𝐘 𝐂𝐎𝐅𝐅𝐄𝐄」オーナー
1LDK(55㎡)
おしゃれ部屋のこだわり
北欧ヴィンテージの家具でつくる
カフェのように落ち着くレイアウト!
「僕がインテリアに凝るようになったきっかけはカフェの開業準備にあります。店に置くテーブルやチェアを自分で選び、居心地のよさを演出していく。家具を組み合わせて空間を作り込む工程が楽しくて、自分の部屋にも少しずつ気を配るように。そうして家具探しが日々のルーティンになったあるとき、大阪のヴィンテージ家具ショップ『ロッカ』で1960年代のデンマーク製のラウンドテーブルと出会いました。丸みを帯びた柔らかなアウトライン、木の温かみを感じられる存在感にひと目惚れ。これをどうしても部屋に置きたくて、狭小ワンルームから引越しをしました。16帖のLDKは大きな家具を入れてもゆとりがあり、空間に余白を持たせられるので、レイアウトを考えるのが楽しい間取りです。入居から2年、“2店舗のために”と自分に言い訳しながら、北欧ヴィンテージの家具を買い足し、今では椅子がやたら多い部屋になってしまいました(笑)」(谷口さん)
おしゃれ部屋のインテリア
「ロッカ」で購入したヴィンテージテーブル
「この部屋に引っ越すきっかけにもなったラウンドテーブル。1960年代のデンマークで製作されたもので、チークの柔らかな質感が最高です。部屋の雰囲気の軸となる存在!」(谷口さん)
イームズのリメイクチェア
「イームズの名作に、転写プリントを施した『トルク』のリメイクチェア。複数のファーを組み合わせた奇抜なデザインだけど、色味が落ち着いているので部屋のムードともよく合います」(谷口さん)
「東京リサイクル インプション」で
見つけたヴィンテージのソファ
「よく通う店で見つけたこのソファは、1970年代のデンマーク製。ウッド、ファブリックのどちらも状態がよく、いい買い物ができました。空間に占める木の割合が高い部屋なので、こうして白を加えることで、軽快な印象が出せるんですよね」(谷口さん)
少しずつ集めたお気に入りのチェア
「2店舗目にも使えるという理由から、小ぶりなチェアは、ヴィンテージ、新品を問わずチェックしています。デザインはバラバラだけど、集まると不思議と調和がとれて見えるのもウッドという素材が持つ特性ですね。サイドテーブルとしても優秀なサイズです」(谷口さん)
「ウォントアンティーク」で見つけた
ヴィンテージのフロアライト
「部屋には無機質な要素を極力置きたくない。だからメインの照明は、木を使ったデザインを選びました。これは1970年代にアメリカのModeline社が作ったもの。出品される機会があまりなく、諦めかけていたのですが、ウォントアンティークのECサイトで購入することができました!」(谷口さん)
ヴィンテージのテレビボード
「1960年代のイギリスで作られたテレビボード。重めのデザインが多い英国だけど、こちらは取手が丸でデザインされており、部屋にも馴染む柔らかな雰囲気が特徴です」(谷口さん)
小石製作所の木工カレンダー
「徳島県の小石製作所のオリジナルカレンダー。木工デザインがかなり上手いブランドで、こういったかわいらしい雑貨をたくさん作っています」(谷口さん)
アクメファニチャーのベッドフレーム
「これだと思えるヴィンテージ家具は、見つかるまで待つのが僕のスタイルなのですが、ベッドだけはどうしても見つからなくて……(笑)。なのでヴィンテージの世界観を作り込んでいるアクメファニチャーさんのベッドを選びました」(谷口さん)
「寝室はリビングと比べ、極力シンプルに。最低限の家具で寝ることに集中できるようにしています」(谷口さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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