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最高にリラックスできて自分らしくいられる部屋を、コペンハーゲンでスナップ。どこも好きなものを詰め込み、いるだけでハッピーになれるような最高の空間ぞろい。部屋作りは自由だ!
DENMARK
【COPENHAGEN】
Johan Reeh / ヨハン・リー
「北欧らしさ」を体現するような
ライフスタイル
建築を学ぶヨハンさんは、お父さんも大学で建築理論を教えており、部屋の中にはファミリーヒストリーを感じるものがいっぱい。古いものを大切にするカルチャーが根づいている。
- 学生
- ひとり暮らし
- 1LDK/45㎡
\電子ピアノを弾くのが好き/
家族との思い出が居心地のいいインテリアを形作る
部屋にある多くのものに、家族とのエピソードや自分の手を動かした思い出があり、それがヒュッゲ(居心地がいい空間)のもとになっているヨハンさんの部屋。
ソファ横の黒いペンダントランプは、ルイスポールセンのもので祖父から譲り受けた。ヨハンさんが座る椅子は、お父さんが作ったもの。
「足をのせている台は自作。これからお父さんが作ってくれた椅子と同じ色で塗る予定」と語る。友人が頻繁に集まる快適な部屋だ。
BATHROOM
バスルームは白とブルーで統一。
祖母から譲り受けた手動のカレンダー。毎朝日にちを合わせる。
自作の建築模型。
15歳のときに作ったレゴのワーゲンバス。レゴはデンマーク生まれのおもちゃだ。
20歳の誕生日に両親からもらったレコードプレーヤー。初めて来た友達にはまずレコードをかけるのが儀式。
KITCHEN
月に2〜3回、友達数人で集まって一緒に食事する。「リゾットやライス、ポテト料理をよく作ります。キッチンで立っておしゃべりすることも」
冷蔵庫にはたくさんの単語のマグネット。
デンマークで人気のブランドSteltonのアイスペールとシェイカーのセット。
コーヒーが好きで、イタリアンエスプレッソのポットが何個もある。
DINING SPACE
サマーハウス(夏を過ごす別荘)で見つけたボロボロのテーブルを、自分でシミなどを取り除きペイントして、漆で仕上げた。椅子は両親が昔使っていたアンティーク。カーテンはマリメッコのものを愛用している。
ルイスポールセンの卓上ランプは、教会での堅信式のお祝いに家族からプレゼントされたもの。
絵が愛らしいシェードランプは祖母から譲り受けた。
国を代表するデザイナー、カイ・ボイスンの鳥の置物。
大学のスタディツアーで見た鳥を自分でスケッチしたもの。
気づけば鳥のモチーフだらけ。
WORK SPACE
デスクの上の名前プレートは、フランス旅行の際に作った思い出の品。
BEDROOM
ベッド横にかかっているのは、40年近く前に起きた、遊具を撤去して広場にする都市計画に反対するデモのポスター。父のオフィスにあったものを譲ってもらった。
ヨハンさんの住むノアブロ地区は移民が多く、若者に人気の街。同じアパートの上の階には6歳年上のお兄さんも住んでいる。
Photos:Mia Maria Petersen Coordination:Yukiko Sawada Petersen Illustrations:Tachitsutetoro
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