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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃する連載「おしゃれ男子の部屋カタログ」。今回は21人のこだわりの部屋を間取り別に総まとめ。ぜひ参考に!
一人暮らしのおしゃれな部屋の作り方
1|「1R」編
1.白を基調とした韓国風インテリアで
クリーン&ミニマルな雰囲気に!
中村 力さん
Instagram@____rki____
WEBデザイナー
1R(24㎡)
「地元の広島から上京してきたタイミングで住み始めた我が家。クリーンな空間を作りたかったので、間取りや部屋の雰囲気は物件探しの段階からかなりこだわっていて。自然光が気持ちよく差して、狭すぎず、家賃もそこそこ。そういう条件で見つけたのがこの部屋でした。その結果、職場からは1時間の距離になってしまいましたが、後悔はしていません!(笑)。韓国のインテリア雑誌を参考に、部屋全体は白を基調としつつ、ソファや床のグレー、観葉植物のグリーンをさりげなく合わせて爽やかな雰囲気を目指しました。ワンルームという限られたスペースを効果的に使うため、ラウンドテーブルやソファなどのサイズを考え、狭く見えないように配置しているのもポイントです!」(中村さん)
Living
Kitchen
2.画一的なワンルームの部屋を、
DIYで自分らしくカスタマイズ!
小野将太さん
アパレルスタッフ
1R(30㎡)
「職場の近くで見つけたこの部屋は、住み始めて5年目になります。ゆったりした長方形の間取りは10帖ほどあり、家具の配置がイメージしやすかったのが入居の決め手ですね。そして空間を作る上で意識したのは、部屋全体で使う色数と素材のバランス。天板やキャビネットなどに天然素材のブラウン、照明やデスクの脚にはアイアンのブラック、小物や植物で少しのグリーン、という感じで使う色を3つに絞ることで部屋の統一感を出しました。ただ、最初に家具を運び入れたときは床が白のフローリングだったんです。その存在感が意外と強くて、後からコンクリート調のフロアタイルを敷きました。そうすることでより部屋の雰囲気が出た気がしますね。そして賃貸なので釘を使うことができず、照明やブラインドの取り付けも一苦労あって。そのためにホームセンターでツーバイ材を購入し、それで柱を作り、ブラインドや照明を取り付けるためのベースにしています。そういうDIYも楽しみながら現在の部屋が完成しました!」(小野さん)
Desk & Chair
Living
3.画一的になりやすいワンルームだから、
大好きな雑貨で自分らしさをプラス。
髙橋昌寛さん
Instagram@btkbhs
会社員
1R(18㎡)
「2年前、大阪から東京への転勤が決まって上京することに。新年度を控えた3月に物件を探していたので、予算に合った広い部屋となかなか巡り合えず、仕方なく18㎡のワンルーム暮らしが始まりました(笑)。少々、いや、かなり狭いけど、手の届く範囲に必要な全てが収まっていて、住むには意外と快適なんですよね。ただ、こういったワンルームは、最低限の家具を置くだけで空間が埋まってしまうため、インテリアが画一的になりやすくて。だから僕は間接照明で空間に奥行きを演出したり、カラフルな雑貨や小物で個性を加えたりしながら、自分らしさを出せるようにしています。特に昔から集めている海外のキャラ雑貨は、ちょっとした空間があれば置くことができ、それだけで部屋が賑やかになるんです。こんなふうに好きなものに囲まれているから、小さくとも一番の落ち着く場所なんです!」(髙橋さん)
Room
Kitchen space
Bed
4.ワンルームと広々ロフト。それぞれの
空間にコントラストをつけた部屋作り!
藤井勝暉さん
Instagram@katsuki7700
BLESS U ディレクター
1R+LOFT(53㎡)
「ここへ引っ越す前は木造の古いアパートに住んでいて、そこは狭い上に窓はひび割れがあって、さらに畳にはカビが…という感じでした(笑)。そんなところで暮らしていたから、次に住むのは絶対いい部屋にしようと決めていて。築浅のRC造の物件に絞って部屋探しを始め、見つけたのがここだったんです。間取りとしてはワンルームの造りなんだけど、かなり広いロフト付き。そして室内はコンクリート打ちっぱなしの壁に無垢材のフローリング。そういうデザイナーズ物件らしいスペシャル感に惹かれ、すぐに入居することに。くつろぐためのリビングスペースには、ソファやローテーブル、ベッドなど、必要なものを最小限に置きながら、アクセントカラーとしてグリーンをプラス。そうして部屋の雰囲気が無機質になりすぎないように意識しています。床までモルタルのロフト部分は、リビングとは対照的にソリッドにまとめ、服の収納部屋として使っていますね。また、このロフトは自然光もよく入るし、空間を広く使っているので、インスタやTikTokのムービー撮影にも便利なんですよね。それに階層が2つに分かれているから、愛猫のフィフが運動不足にならないのもポイント!」(藤井さん)
Room
Loft
2|「1K」編
5.基本は白。そこに色をプラスして
かわいげのあるクリーンな部屋に!
あべじゅんや
Instagram@byun.a
デザイナー / インフルエンサー
1K(30㎡)
「韓国のインテリア雑誌に出てきそうな清潔感のある雰囲気が好きなので、引っ越してすぐのころは、白い家具ばかり集めていました。ただ、色を揃えるだけでは段々と味気なく思えてきてしまって……。アイディアを探し、ピンタレストやインスタグラムで世界中のインテリアを見ていると、おしゃれな部屋にある共通点を見つけたんです。それはずばり色。洋服のコーディネートと同じように、部屋も配色が大切なことに気がつきました。だからベースのカラーは変えず、クッションやフェイクグリーンで色を足してみると、ぐっと部屋がしゃれて見えるようになったんですよね。さらにこの部屋に住み始めてからは、インスタやTikTokへ投稿するネタもインテリア系が多くなってきました。もうひとつのスタジオと言ってもいいのかもしれません(笑)」(あべさん)
Living
Desk space
Bed
Entrance
6.壁とフローリングを埋めれば、
賃貸アパートでも自分らしさが全開に!
林 大介さん
Instagram@09.088416
会社員
1K(22㎡)
「大学への進学を機に上京し、就職のタイミングでここに引っ越してきたのがちょうど1年ほど前。職場からのアクセスと、新卒の僕が払えるだけの家賃、間取りのバランスを考え、入居を決めました。家具を入れる前の我が家は一般的なアパートで、その画一的な雰囲気が苦手だったんですよね。なのでとにかく物を多く詰め込むことで、フローリングや壁紙など、よくある感じを目立たないようにしていきました。いろいろな種類のラグを敷き詰めたり、壁にカラフルなブランケットをかけたり、そうして今の部屋ができあがりました。他にも雑貨や植物など、自分の好きな物でとにかく部屋を盛っています。それぞれのルーツや購入先はバラバラだけど、このごちゃ混ぜ感が心地いいんですよね」(林さん)
Living
Desk space
7.ワンルームを広く見せるための
レイアウトのルーツはゲームにあり!
須田智明さん
Instagram@vonsbek
会社員
1K(22㎡)
「就職を機に住み始めたこの部屋との付き合いも1年が経過し、ワンルームでの暮らしにも慣れてきました。生活のすべてがひと部屋で完結するのは意外と快適だし、家具選びやそのレイアウトでいかに部屋を広く使うのか、を考えるのも楽しみのひとつです。この部屋でいうと、1.5人掛けのソファを中央に置き、床を見せることで空間に奥行きをもたせる……とか。そういう感覚のルーツは、小学生のころにやっていたゲーム『どうぶつの森』にあって、ニンテンドーDSの中にあった当時の部屋と、僕の今の部屋には通ずるところがあります(笑)。そしてできるだけお金をかけないというのも心がけていて、家具のほとんどはフリマアプリやネットオークションで手に入れたもの。そうして制限をかけつつ、理想の部屋に近づけていく工程が面白いんですよね」(須田さん)
Living
Desk & Bed
8.アンティーク雑貨を使ったアレンジで
1Kを喫茶店のように落ち着く空間に!
水田康貴さん
Instagram@__mhyp
大学生
1K(24㎡)
「大学進学を機に長崎から上京し、人生初の一人暮らしを始めたのがこの部屋です。物件探しから契約、家具選びにいたるまで、全部が初めてのこと。だから当時はインテリアにこだわる余裕なんてなくて、イケアやニトリで揃えた必要最低限のもので生活していました。それから新しい暮らしに慣れていくと、下北沢の古着屋さんやレコードショップへ通うように。そうして東京カルチャーに触れていくなかで、特にハマったのが喫茶店。コーヒーの美味しさはもちろん、ゆっくり時間が流れる空間がたまらなく愛おしくて。こんな部屋に住みたいと思い、今の部屋作りをスタートさせました。お金があるわけじゃないから、ベッドやソファなど、あるものはそのまま。そこに雑貨屋さんやアンティークショップで見つけたランプやブランケットを加え、全体の雰囲気をぐっとアレンジしています。最近は隙間を埋めるように買い物をしてしまうから、雑多になりすぎているかもしれません……。ただまぁ、そこも喫茶店っぽさということでお願いします(笑)」(水田さん)
Room
9.落ち着きのある空間作りと、
自分が好きなカルチャーをミックス!
西村崇義さん
Instagram@jj____jj_____jj
学生
1K(30㎡)
「コロナ禍以降、大学の授業や課題はリモートでこなすことが多くなり、それに伴って家で過ごす時間も増えました。だから自分が落ち着ける空間として、よりいっそうインテリアにこだわるようになったんです。アウトドアが趣味の僕は自然が好きなので、家具はウッドを使ったものがほとんど。そこにレコードやポスターなど、好きなカルチャーの要素を足していくことで、モダンかつ、遊び心のある部屋に見せています。こういう部屋作りのインスピレーションの源はファッション誌やインテリア雑誌にあって、それは印刷会社を営んでいた祖父の影響なのかもしれません。ただ、誌面のかっこいい部屋にある家具は高価なものが多く、学生の僕が買うには現実的ではありません。そこで活躍するのが、楽天などのECサイトや、メルカリなどのフリマアプリ。予算をセーブしつつ、部屋にハマる掘り出し物を見つけていく作業も、インテリアの醍醐味です」(西村さん)
Desk
Living
Bed
10.1Kの洋室に和のテイストをミックス。
清潔感あふれる和モダンな部屋に!
馬場泰樹さん
会社員
1K(26㎡)
「この部屋の間取りは正方形に近く、家具の配置がしやすそうだったのが入居の決め手でしたね。人生初の一人暮らしということもあり、入居前はスマホのレイアウトアプリを使って家具の配置を緻密に組んでいました(笑)。しかし、そこで理想を膨らませすぎたせいか、思い描いていた家具がなかなか見つからず、入居当初はキャンプ道具で過ごしていて、寝るのはコットでした(笑)。そうして1ヶ月ほど経って最初に到着した家具は、ナチュラルなオーク材をフレームに使ったベッド。そのウッドの色味に合わせて家具を選んでいき、現在の部屋が完成しました。和のテイストが好きなのでフローリングに敷くのは畳ラグで、そこにちゃぶ台を置いてより雰囲気が出るように。また、ソファではなく、座椅子を使うことで圧迫感を減らし、1Kの部屋をすっきり見せました。こういう感覚は、実家にあった和室や祖母の平家に影響を受けていて。そういう自分のルーツで部屋を作ったからこそ、一番落ち着ける空間に仕上がったんだと思います」(馬場さん)
Desk & Chair
Living
会社員
馬場泰樹 さん
メンズノンノのルポ企画にもたびたび登場する服好き男子。一人暮らしを始めてからは、服と同じくらい家具をチェックするように。
11.ガレージのようなワンルームに、
“好き”を雑多に詰め込んで!
飯田 樹さん
Instagram@itsu_kinkin
美容師
1K(25㎡)
「この部屋には3ヶ月ほど前に引っ越してきました。玄関から続く廊下にキッチンと水回り、そこを抜けた先に居室があります。間取りはよくあるワンルームって感じだけど、壁がクロスではなく、打ちっぱなしのコンクリートになっていて、それが入居の決め手でした。無機質だからこんなふうに自転車をかけても違和感がなく、物があふれていても、ガレージのような雑多な雰囲気に。愛車やレコード、映画のポスター、お気に入りの服など、全部を見えるように配置して、好きなカルチャーに囲まれるレイアウトですね。ただ部屋自体は狭いので、導線の確保だけは意識していて。ラグとベッドで床はほぼ見えていないけど、廊下から直線で続くフローリングだけは残し、空間に奥行きを感じさせられるようにしています」(飯田さん)
Room
3|「1DK・1LDK」編
12.築30年の物件をリノベーション。
こだわり抜いた空間に自慢の家具を!
サカイジュンヤさん
会社員
1LDK(59㎡)
「学生時代、リサイクルショップでアルバイトをしていて、その業務に家具の買い取りがあったんです。たまにデザイナーズ家具が入ってくることがあって、そのかっこよさを知りました。以来、USMハラーのキャビネットとか、ハーマンミラーのチェアとか、掘り出し物のデザイナーズ家具を見つけては、バイト代でたまに買うように。そして20代も半ばに差し掛かり、ちょっといい家具のコレクションも増えていって、広い部屋を探して見つけたのがこの物件。築年数は30年となかなかだけど、古いからこそ、駆体を傷つけなければ何をしてもいいリノベ歓迎の物件というのもありがたかったですね。友達に内装のプロがいて、彼の力を借りながらリノベーションしていきました。壁を剥がしてリビングはモルタル塗り、キッチンはタイル張りに、そして床にはフロアタイルを敷いて、さらに水回りを移設……などなど。かなり大掛かりなDIYになったけど、おかげで自分好みの空間に仕上がりました。その甲斐もあって、これまでコレクションしてきた家具がハマる部屋になったんですよね」(サカイさん)
Desk
Living
Kitchen
View
会社員
サカイジュンヤ さん
会社員として働く傍ら、アパレルの製作や企業のデザイン案件を副業としてこなす。
13.夢だったバイクガレージ付き。趣味も
仕事も全開で楽しめる3階建ての城!
田代理雄さん
Instagram@rio_tashiro
会社員・ビデオグラファー
1DK(31㎡)
「同棲を解消し、退去費用という大ダメージを負った自分を癒すべく、趣味がより楽しくなる部屋を探していました(笑)。そこで見つけたのが、バイクガレージ付きのこの物件。賃貸としては珍しい3階建ての1DKの造りで、1階の土間にバイクを置くことができ、2階は寝室と水回り、3階がダイニングキッチンになっていて。壁も漆喰塗りだったりと、日本らしくない設計に惚れ込んでしまいました。約30㎡の広さを3フロアに分けているので、各スペースは少々狭いけど、まぁ1人で暮らすにはちょうどいいサイズです(笑)。また、自宅での仕事も多く、作業スペースと寝室で階を分けられるのもポイント。だからオンとオフを切り替えがしやすいんです。各フロアの限られたスペースに、パズルのように家具を組みわせて今の部屋が完成しました」(田代さん)
3F
2F
1F
14.インスタで見つけた神物件で
ハタチの頃の憧れた暮らしを!
タカキリョウさん
Instagram@takakiryo
ヘアサロン「ODEON STORE」オーナー
1DK(40㎡)
「不動産のポータルサイトや物件紹介のインスタアカウントをよくチェックしていて、この部屋はタカギプランニングオフィスのインスタで見つけました。モルタルの天井に白を基調とした清潔感のある内装、自然光が気持ちよく入る大きな窓が入居の決め手でしたね。ただ、もともとの明るいブラウンのフローリングが好きになれず、そこはフロアタイルを使ってDIY。部屋の形に合わせてフロアタイルをを敷き詰めていく作業が大変で、それだけで丸3日かかりました(笑)。そうしてできあがった空間を活かすために、なるべく生活感が出ないよう、家具や家電を選んでいったんです。家具も最小限にしていているから、置くのは本当に自分が気に入ったものだけ。だけどその分、奮発していいものを買うようにしています。引っ越す前と比べて家賃は上がってしまったけど、カッコいいデザイナーズ物件でホテルのような暮らしをする、という夢が叶いました(笑)。部屋作りはまだ途中だけど、ハタチの自分が憧れた部屋に近づいてきています」(タカキさん)
Dining Kitchen
Bedroom
15.仕事とプライベート。そのどちらもを
楽しくさせる心地よいごちゃ混ぜ感!
Kentaroさん
Instagram@sckbnzi
デザイナー
1DK(30㎡)
「デザイナーとしての仕事がここ最近ぐっと増えてきて、働きやすさと住み心地を両立させたいと思うように。だから仕事場にもなるSOHOの物件を探していて、そうして見つけたのがこの部屋。室内はコンクリート打ちっぱなしの壁に無垢材のフローリングで、その質感のコントラストが入居の決め手でした。正直、ここで暮らす前はあまりインテリアに興味がなかったんです。だけどこんなにおしゃれなデザイナーズ物件に住むのなら、空間作りにも挑戦してみようと思って。そうして海外のインテリア雑誌やピンタレストなどを参考にイメージをかためていきました。オレンジやグリーンなど、好きな色や柄が映えるよう意識をしています。部屋の広さに対して、家具はやや多めだけど、こういういろんな要素が混ざっている感じが好きなんですよね。暮らしやすく仕事もはかどる、最高の部屋になりました!」(加藤さん)
Working space
Private space
16.いつか観た海外映画の部屋のように、
雑多なのに気持ちのいい部屋を目指して
山田圭一郎さん
Instagram@ke___ii
会社員
1LDK(50㎡)
「学生時代から海外の映画をよく観ていて、作中の“雑多なのにかっこいい部屋”に憧れがあったんです。だけど僕が以前に住んでいたのはよくある狭小ワンルーム。必要最低限の家具を置くだけでスペースは埋まってしまうし、インテリアに凝るっていうのがあまりできなくて。そういった経験から広い1LDKに引っ越すと決め、見つけたのがこの部屋。こんなふうに空間にゆとりがあれば、テーブルやソファ、ベッドといった必要不可欠な家具も大きいものを選べるし、趣味のものだってたくさん置くことができる。レイアウトの自由度が上がるから、部屋作りが楽しくなりましたね。この間取りはダイニングとリビング、そして扉を開ければ寝室までがひと繋がりになるので、それぞれの空間をラグで分けたのもポイント。そうすることによって開放感が増し、平米数で見るよりも広く感じられるんです。だからポスターや植物、ホビーがより際立つし、雑多でもいい雰囲気に! もうちょっといろいろ置けそうなので、あと一段階くらいは進化するかも?」(山田さん)
Dining space
Living space
Bed room
17.余白の作り方や照明の配置で、
落ち着ける空間を目指して!
崎原利公さん
Instagram@riku1026_
会社員
1LDK(51㎡)
「広めの1LDKに条件を絞って引っ越し先の物件を探していて、不動産屋さんからこの部屋の賃貸情報を教えてもらいました。しかし、その時点ではまだ物件は建設中。内見をすることはできず、間取りだけで入居を決めねばならなくて。実際の部屋を見ないで契約するのは少々勇気がいりましたが、51平米と広く、会社までのアクセスも抜群という好条に惹かれて契約することに。そうして竣工を待ち、晴れて入居。こうやって落ち着ける空間を作ることができたので、あの当時の選択は間違いではありませんでした(笑)。そして一番のこだわりは家具の配置です。ここはリビングとベッドルームがつながった長方形なので、間取りに沿って縦の余白を作りながら、ソファーやラグなどの家具を置いています。そうすることで平米数で見るよりも、部屋が広く感じられるんですよね。そして大きい照明をひとつ、ではなく、天井照明やランプを分散させ、複数の柔らかい光で部屋全体の光量をまかなっていて。だからムードがぐっと増して、落ち着ける空間になるんです」(崎原さん)
LDK + Bedroom
18.決め手は自然光。ナチュラルな家具で
作るカフェのようなくつろぎ空間!
篠崎 舜さん
Instagram@shun6charlie
ニコアンド スタッフ
1DK(30㎡)
「二面採光の明るさに惹かれて入居を決めたこの部屋は、住み始めてもうすぐで2年。居室と寝室のドアを常に開け、1DKの間取りをワンルームのように使っています。自然光が部屋全体に差してくれるから風の抜けもよく、植物の育ちが最高なのもうれしいポイント! 家具選びはお気に入りのカフェを参考にしていて、ナチュラルなウッドで統一したローテーブルと、植物の色に合わせたモスグリーンのソファをメインに。目に優しい色で空間を作ることで、広さのわりにゆったりくつろげるようになっています。また、フローリングの色が家具と被ってしまうので、オフホワイトのラグでウッドの面積をコントロール。そうして全体の雰囲気を軽く見せる工夫も!」(篠崎さん)
Room
4|「2K〜」編
19.パンチの効いた床を生かしながら、
アトリエのような雰囲気ある部屋に!
堀口勇人さん
Instagram@tokyo__apartment
グラフィックデザイナー
2K(32㎡)
「フリーランスのグラフィックデザイナーとして、地元の北海道から上京してきたのが4年前。固定費を下げるためにルームシェアができる物件を探していて、見つけたのがこの2Kの物件でした。友達と一緒に契約をし、部屋割りを決めた結果、キッチン部分と洋室を合わせた9帖ほどの空間が僕のスペースに。当初はキッチンの床と同じ白黒のパターンが洋室まで続いており、目がチカチカするような部屋でしたね(笑)。だから入居後はまず、ヘリンボーンのフロアタイルを居室に敷きました。床を変えてみると、全体のコントラストがぐっと強くなり、海外の映画に出てくるようなムードのある部屋になったんです。その雰囲気に合わせ、古い家具を中心に部屋をコーディネートしていて。僕が手掛けた創作物もどさっと置いてあるからか、パリのアパルトマンみたいになったかな……なんてちょっと言い過ぎかな(笑)」(堀口さん)
Living space
Kitchen space
20.バルコニーはもうひとつの部屋として。
コスパ家具で作る落ち着くインテリア!
高木 玲さん
Instagram@____reeeeei.08
会社員
2DK(40㎡)
「彼女と同棲するために部屋を探していて、賃貸物件のポータルサイトで見つけたのがこの部屋。築年数は50年を超えていたけど、その分家賃がお手頃だったし、外観や内装のレトロな雰囲気にも惹かれちゃって。さらにこの部屋には、近ごろのマンションにはないような、広いバルコニー付きで、それが一番の決め手になって契約することになったんです。引っ越しの費用でお金がかかってしまったから、これまで使っていた家具を再利用したり、イケアでコスパなものを見つけてきたり……工夫をしながら部屋作りをしていますね。室内は白を基調としたミニマルな空間に、ソファやラグなどで色を足し、あたたかみのある雰囲気を目指しています。広いバルコニーには、ホームセンターで買ってきた人工芝や、デッキパネルを敷いてくつろげる場所に。晴れている日限定だけど、ここでコーヒーを飲んだり、読書をしたり、もうひとつの部屋として機能しています。築古物件だけど、よくいえばレトロ。工夫次第ではこんなふうに快適に暮らせるんです!」(高木さん)
Living Room
Dining Kitchen
Entrance
Bed Room
21.独創的な多層レイアウトを贅沢に使い、
ギャラリーのように落ち着く空間に。
井上直哉さん
Instagram@naoya_inoue_95
トゥモローランド プレス
2LDK(111㎡)
「結婚を経て、30歳を目前に購入した我が家。空間を隔てない立体的な間取りや、打ちっぱなしコンクリート×無垢フローリングの雰囲気など、建築家のこだわりが感じられる造りが魅力でした。スキップフロアを採用しており、玄関から階段を上がるとキッチンとダイニング、そこから数段上がればリビングに。ここはスペースが30帖ほどあり、かなり広く使うことができます。だから余白を大胆にとって、ギャラリーのように落ち着けるムードを演出しています。南向きなので自然光の入りもよく、日中は照明いらずなのもうれしいポイント。賃貸暮らしだったころと比べると、毎月の住まいにかかる支出は少々上がってしまったけど、居住空間はぐんと広くなりました。思い切って家を買って本当によかったなぁ」(井上さん)
Dining Kitchen
Living space
Bed space
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
Photos:Yuichi Sugita Stylist:Yuta Fukazawa Text:Wakako Matsukura
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