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最高にリラックスできて自分らしくいられる部屋を、ニューヨークでスナップ。どこも好きなものを詰め込み、ときにはDIYでオリジナルに仕上げ、いるだけでハッピーになれるような最高の空間ぞろい。部屋作りは自由だ!
UNITED STATES OF AMERICA
【NEW YORK】
Dylan Pearce / ディラン・ピアース
なんでも自分で作る!
DIY精神あふれる芸術家
アーティストの両親を持ち、自身もアーティストであるディランさんの感性が詰まった空間。ブルックリンの古いイタリアの雰囲気が残る地域にインテリアデザイナーのシモナさんと住む。
- アーティスト
- 彼女とふたり暮らし
- 4DK/約85㎡
温かい人間関係を感じる、DIYによってつくられた空間
アーティストのディランさんは、カラフルなマキシマリスト。
「物語のあるものに囲まれるのが好き」と語る彼の部屋は、魅力的なアンティークとクオリティの高いDIYアイテムでいっぱい。フリーマーケットやアンティークショップで、すてきなものを手頃な価格で見つけるのも得意。
「作品を買うなら友人から買って、アート活動をサポートしたい」と語るように、友人によるアートも多い。周りの人たちとの温かい人間関係を感じる部屋だ。
写真右端のクレデンツァ(食器棚)は、貝殻の模様を木で表現すると面白いのでは、と自分で作ったもの。
「急いでつくられたトレンドに敏感な家具が最近は多いけど、そうではなく歴史の一部のように感じられるものが欲しくて、自分で作りました」
棚を自作し、図書館やアートギャラリーのように仕上げた。友人の作品も多数並んでいる。
コレクションの
\古いブックマッチ/
小さなものも棚に並べて。
絵は友達によるもの。“赤と黄色”が好きというテーマだけ伝えて描いてもらったオリジナル作品。
オフィスには編み機もあり、カラフルなニット作品が並ぶ。ディランさんが着ているニットも自作のもの。
オフィスはシモナさんとシェア。カメラ機材、スキャナー、写真に関する本などが置かれている。45ドルという破格の値段で手に入れたラグもお気に入り。
カセットテープを集めるのが好きというディランさんが彼女のために作ったオリジナルのミックステープもある。
\カラーリングにオリジナリティが/
ディランさんのお母さんの手作り人形。
友人作のオブジェ。
LIVING ROOM
光が入りにくく、天井が高すぎるので、落ち着いた雰囲気にするため、棚を取りつけたくさんの小物を置いた。中央のランプシェードはディランさんがシモナさんに洋裁を教えて一緒に作った思い出の品。たくさんの重要な本たちもこの部屋にある。
ATELIER
木を手彫りした収納家具類は手作り。工具類はヴィンテージショップで買ったものやギフトとしてもらったもの、SNSのコミュニティサイトで無料でもらったものなど様々。
上のスケートボードなど拾ったものもインテリアに活用する。今後は庭に作業台と大型の電動工具などを置く予定。
KITCHEN
キッチンは落ち着いた色調。冷蔵庫には色とりどりのマグネットがたくさんつけてあり、にぎやか。奥の扉から庭へ出ることができる。
BEDROOM
部屋のテーマは赤と白。キルトやラグをセカンドハンドの店で見つけて、楽しい雰囲気に仕上げた。ゴムの木は、お母さんから一部を譲り受け育てているお守り的存在。祖母の代から約50年にわたって育てている。「特別な手入れはいらず育てやすいよ」
1920年代からイタリア人ファミリーが所有していた物件に居住。近所づき合いも活発で、アットホームな雰囲気のエリアにある。
Photos:Omi Tanaka Coordination:George Matsuo Illustrations:Tachitsutetoro
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