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最高にリラックスできて自分らしくいられる部屋を、ソウルでスナップ。どこも好きなものを詰め込み、ときにはDIYでオリジナルに仕上げ、いるだけでハッピーになれるような最高の空間ぞろい。部屋作りは自由だ!
SOUTH KOREA
【SEOUL】
임재린 / イム・ジェリン
仕事で得たインテリアの知見を
自らの部屋にも生かす
ライフスタイルブランド、セイ・トゥシェ(@say_touche)の代表でデザイナー。空間をつくる家具と小物をデザイン&製作している。部屋には自身のブランドのアイテムも多数。
- ブランド代表&デザイナー
- ひとり暮らし(犬1匹)
- 3LDK/132.2㎡

好きなものだけ集まると心地よい調和が生まれる

製品と作品の境界線にあるというライフスタイルブランド、セイ・トゥシェ。そこで代表兼デザイナーを務めるイムさんの部屋は見どころがいっぱい。

「テーマは設けず、自分の好きなもので飾ろうとしているだけです。でも妥協のない空間にしたいという思いはある。部屋のすべてに納得したいので既製品よりはオーダーメイドが多くなっていますね」。

アイテムだけでなく、一番のこだわりは窓から見えるすばらしい眺め。これからどう進化するのか楽しみな空間だ。
本当に欲しいものは自分で作るしかない…!?
LIVING SPACE

「70~80年代アメリカの上流階級の居間にあったようなものを再現したかった」と語る本棚はオーダーメイド。壁一面を埋め尽くした感じが好きで、自分でデザインしたそう。本棚の前に敷くのにちょうどいいサイズのラグも製作。埋め込み式のスピーカーも特注したものというこだわりよう。
\仕事にも一緒に連れていきます/

保護犬のビリーは2歳。

「以前から犬が飼いたくて。一緒にソファでのんびりする時間が幸せ」。

友人からもらった70年代のヴィンテージの照明がお気に入り。
\リラックスして座るのにぴったり/

イエローヒッピーズというブランドのバスケットボールビーンバッグ。「ミニマルよりもウイットのきいたアイデアから生まれた製品が好き」。

ウッドの色合いは落ち着いたトーンで統一。

カーフの時計は自作。「革のパターンで同じものはないので、世界にひとつだけなのがうれしい」。

コーヒーテーブルの上の小物入れも個性的。

突き当たりのコーナーには香水のコレクションが並ぶ。
窓から見えるすばらしい景色もインテリアの一部
DINING SPACE

大きな窓を通して、景色が一望できる。「日が暮れると、家の中に影が長く伸びるのがとてもすてき。ビューもインテリアに大事な要素です」。ダイニングテーブルは、最近タイルにハマっているイムさんが、オーダーメイドで作ったもの。自身のブランドでも発売予定。

モダンな印象のシャンデリアは空間の雰囲気を変える。

日当たりがいいのでグリーンも育てやすく、前の家に住んでいたときよりも植物が増えたそう。

現代美術のようなテーブルランプ。年代はバラバラでも、好きなものだけ集まるとインテリア全体のまとまりが出てくる。
エリアによって壁の色を変えるとゾーニング効果も
KITCHEN

部屋を選ぶ際のもうひとつのこだわりは、キッチンとリビングがつながっていることだったそう。「料理をしながらもリビングが見える開放感のある空間が好きです」。タイルを貼ったり、深いグリーンのリメイクシートを貼ったり、元のキッチンから大きく雰囲気を変えた。

特徴的な花瓶はイタリアのブランド、セレッティのもの。

作業台にアートを立てかけて。
\冷蔵庫には個性が出る/

冷蔵庫に韓国のプリントシール「人生4カット」が並ぶ。

美しい器は見せる収納を実践。

昨年11月に引っ越してきたばかりで部屋作り中。南山(ナムサン)の麓のソウォルキルというエリアで、坂にあるので窓からのビューが抜群。
Photos:Youngwoong Yim Coordination:Ja-Kyung Jung Illustrations:Tachitsutetoro
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