築古のよくある賃貸物件も、アイデア次第でパリのアパルトマンのように!【おしゃれ男子の部屋カタログ/Vol.9・堀口勇人】
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おしゃれなメンズは、どんな部屋で日々を暮らしているのだろう。そんな疑問を解決すべく、実際の部屋に突撃するこの連載。第9回は、2Kの物件でルームシェアをするグラフィックデザイナーの堀口勇人さんのお部屋にお邪魔しました!
パンチの効いた床を生かしながら、
アトリエのような雰囲気ある部屋に!
「フリーランスのグラフィックデザイナーとして、地元の北海道から上京してきたのが4年前。固定費を下げるためにルームシェアができる物件を探していて、見つけたのがこの2Kの物件でした。友達と一緒に契約をし、部屋割りを決めた結果、キッチン部分と洋室を合わせた9帖ほどの空間が僕のスペースに。当初はキッチンの床と同じ白黒のパターンが洋室まで続いており、目がチカチカするような部屋でしたね(笑)。だから入居後はまず、ヘリンボーンのフロアタイルを居室に敷きました。床を変えてみると、全体のコントラストがぐっと強くなり、海外の映画に出てくるようなムードのある部屋になったんです。その雰囲気に合わせ、古い家具を中心に部屋をコーディネートしていて。僕が手掛けた創作物もどさっと置いてあるからか、パリのアパルトマンみたいになったかな……なんてちょっと言い過ぎかな(笑)」(堀口さん)
Living space
グラフィックデザイナーとしての仕事は、自宅でこなすことが多いそう。作業場となっているデスクは、自作のものを愛用中。ホームセンターで購入した天板をカットし、そこに脚を付けて、自分好みにカスタムしている。
デスクの脚はエブコプロダクツコープ社のウィッシュボーンレッグ。恵比寿のP.F.S. パーツセンターで購入したという。こういった金属のツヤ感が映えるのも、床に敷いたウッド風のフロアタイルのおかげだ!
壁際のデッドスペースには小さい棚を設置。これはかつて使っていたベッドの廃材を組み合わせて作ったそう。
自身の手掛けた作品や、インスピレーションソースとなる書籍などは、あえて積み重ねてそのまま配置。雑然としているが、そのおかげでアトリエのような雰囲気に。
Kitchen space
キッチンスペースに置いたダイニングテーブルやチェア、スツールは、メルカリやヤフオクで見つけた掘り出し物だそう。「限られた予算でいい部屋にするのもテーマなので、フリマアプリやオークションは積極的に活用しています!」(堀口さん)。
居室とキッチンの境界にあった引き戸は、取り払って部屋全体が広く感じられるように。居室に敷いたウッド風のフロアタイルの質感もよく、一見するだけではフロアタイルとは分からない。
キッチンに備え付けのレンジフードや、ウォールキャビネット、フロアキャビネットは、実は元々白かったという。そこにウッド調の耐水ペーパーを貼り、部屋の雰囲気を邪魔しないようにDIYしたという。
「シェアハウスで自分だけの収納スペースが限られているため、大きめのブックシェルフを置いています。これは中野のリサイクルショップ・トゥーズで見つけたものです。ウッドの重厚な雰囲気が気に入っています!」(堀口さん)。
ブックシェルフにはキャッチーな小物が。こういったアイテムは、リサイクルショップやビンテージショップで見つけると、ついつい買ってしまうという。
「キッチンもできるだけ日本っぽくしたくなかったので、冷蔵庫は黒に。本当は黒い冷蔵庫が欲しかったのですが、予算の都合で自分でペンキを塗りました(笑)」(堀口さん)。
グラフィックデザイナー
堀口勇人 さん
北海道出身。フリーランスのグラフィックデザイナー。自身が手掛ける仕事やインテリアを、インスタグラムで発信する。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
久嶋敢太
エディター
本誌のファッションテーマからスナップまで幅広く担当する若手エディター。ウェブでは連載「俺たちの“ノリモノ”語り!」と「オシャレ男子の部屋カタログ」を担当する。
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