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シンプルで上質なテーブルウエアを日々の暮らしに取り入れるだけで、いつもの食卓がぐっと豊かに見えてくる。長く愛され続ける名作の中から、メンズノンノ男子にぴったりのアイテムをインテリアスタイリストの遠藤慎也さんに教えてもらった。家具と違って名作でも価格はかなりお手頃なので、これを機に集めてみては?
01_イッタラの「ティーマ」シリーズ
フィンランド南部のイッタラ村にある小さなガラス工房で生まれたイッタラは、1881年の創業以来、美しく機能的で丈夫なテーブルウエアを作り続け、世界中で支持を集めている。中でも1952年に発売された「ティーマ」は、どんな料理にもハマる無駄のないシェイプと、カラーとサイズの豊富なバリエーションから人気に火がついたシリーズ。色を揃えなくても統一感がちゃんと出るので、その時々の気分にあった色を買い足していくのも楽しい。
マグカップ¥2,750、ボウル各¥2,750、プレート(黄色・17cm)¥2,420、(グレー・21cm)¥2,750/イッタラ表参道ストア&カフェ[TEL:03-5774-0051] その他/スタイリスト私物
02_ケメックスのコーヒーメーカー「クラシック」
コーヒー好きにはお馴染みのケメックスのコーヒーメーカーだけど、ちょっと風変わりなドイツ生まれの化学者ピーター・シュラムボーム博士によって作られたことは意外と知られていない。美しいシェイプのガラスと木の持ち手の組み合わせが目を引く本作は、実験室にあったガラスのじょうごやフラスコを丹念に調べ上げ、注ぎ口や空気の通り道をつけ加え、修正を重ねて生まれたのだとか。300以上の特許を取得した博士だが、ケメックスのコーヒーメーカーが生涯を代表する発明品!
コーヒーメーカー(10カップ)¥12,650/OBT[TEL:048-853-0860] その他/スタイリスト私物 ※他に3カップ、6カップもあり
03_月兎印の「スリムポット」
ぽってりと裾に向かって広がるボディから伸びる細い曲線の注ぎ口は、コーヒーを美味しくドリップするのに最適。光沢のあるつるりとした琺瑯のボディは見た目の可愛さだけでなく、直火でお湯を沸かすことができるので楽ちん。昔ながらの製法にこだわり、熟練した職人が手作業で作り上げているので、丁寧に扱えば何十年も愛用することができるそうだ。
ケトル(1.2L)¥5,280/コトゴト[TEL:03-3318-0313] その他/スタイリスト私物
04_ファイヤーキングの「ジェダイ」シリーズのマグ
1941年にアメリカで生まれたファイヤーキングは、アメリカのポップカルチャーを代表する食器ブランド。ファイヤーキングの代名詞ともいうべきこのマグカップは、厚手でぽってりしたヒスイ色のミルクガラスが愛嬌たっぷり。実は1986年に惜しまれつつも生産を終了したのだけれど、ファイヤーキングの製造元だったアンカーホッキング社と日本のガラス職人の技術によって2011年に見事に復活。オリジナルの製造レシピを元にハンドメイドで作られているので、当時の趣がそのまま楽しめる。
マグカップ各¥3,520/ファイヤーキング ジャパン[URL:https://fireking-japan.com/] その他/スタイリスト私物
※すべて税込価格です
Photos:TSUTOMU YABUUCHI[TAKIBI] Stylist:Shinya Endo[BOOTSYORK.style]
Composition&Text:Misato Kikuchi
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