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おしゃれな部屋に住む人のインテリアを取材したら、みな“スポット”にこだわっていた。魅力的な空間づくりにひそむそのテクニックを学べば、僕らも自分の部屋をもっと好きになれるはず。今回は、アパレル会社員・池下 仁さんのお部屋をご紹介!
愛するヴィンテージに囲まれる
池下 仁さん /アパレル会社員
Room DATA – 1K / 31m²
「ここにある家具と洋服はすべてヴィンテージです。年代・国問わず集め続けています。といっても古くさい部屋にはしたくないから、カラフルな服やグリーンを飾りポップな雰囲気を演出。かけてある服はインテリアの一部と考えていて、ほとんど着ていません(笑)。イメージソースは三軒茶屋のジグに、中目黒のワルツといった、古着屋やレコード店の内装。存在感のあるリビングの照明はアメリカのデザイナー、ジョージ・ネルソンが1950年代にデザインした“バブルランプ”です。ヴィンテージ家具はオークションで落とすことが多いかな。1階だからアパートの庭を思う存分眺められて、内見のときアジサイがきれいだったのが印象的でした。JANTIQUE内田商店で買った赤いテーブルは最初から脚が曲がっていました。ぱっと見耐久性が不安になりますが、僕はここで食事しています(笑)。近所にいくつか花屋さんがあるので、瓶にさしているこの2本は別のお店で買ったもの。手前にあるのはドアノブ。周りに緑が多い分この時期は蚊に悩まされるので、蚊取り線香を置いています」
CHAIR
[右上]「1974年製。3本脚は貴重」。[右下]「働いていたアンティークショップの喫煙所からもらってきました。ノーブランドでも長く使い込まれたものに惹(ひ)かれます」。[左]「以前は4つ持っていた、シェルアームチェアのセカンドモデル」
LIGHT
「これもアルバイト先だったアンティークショップでもらいました。電球2つしかつかないけど、不完全だからこそ愛着がわく」
「昨年のイサム・ノグチ展で手に入れた、憧れのAKARIです」
MUSIC
SWEET SPOT
庭の緑に癒されながらレコードに耳を傾ける
100円レコードも
よく買います
「最近の週末は、買ってきたレコードをソファでのんびり聴くのがお決まり。なんでも聴きますが、一番好きなのと言われたら左上の“トム・トム・クラブ”。すごくハッピーな曲調で明るい気分になれます」。愛用のターンテーブルとスピーカーも年代ものだ。
Photos:Shinsaku Yasujima Text:Masahiro Kosaka[CORNELL]
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