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おしゃれな部屋に住む人のインテリアを取材したら、みな“スポット”にこだわっていた。魅力的な空間づくりにひそむそのテクニックを学べば、僕らも自分の部屋をもっと好きになれるはず。今回は、フローリスト・大矢慎太郎さんのお部屋をご紹介!
ワンルームを花で彩る
大矢慎太郎さん /フローリスト
Room DATA – 1R / 18m²
降りそそぐ日差しが
心地いい
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「ワンルームをおしゃれにするヒントは、フランスの小さなアパルトマンの写真から得ることが多いですね。僕は仕事がフローリストということもあって花の置き方を特に参考にしています。大きな家具をあまり置けない広さでも、場所を取らずアクセントを加えてくれる花やグリーン。なにより気持ちも明るくしてくれます。入居当時はただの真っ白だったこの部屋も、色とりどりの花をちりばめたり、小さくても存在感のあるインテリアを置いたりすることで、だいぶ開放感のある空間にできたな、と思っていて。ガラスの花器も好きなので、花やインテリアとの組み合わせが楽しいです。ふだんは配色のバランスにも気を配っていますね!」
KITCHEN
カルーアミルクと
マリブをミックス
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前職はバーテンダーだったという大矢さん。その名残で、キッチンカートには各種リキュールのストックがびっしり。「友人が遊びに来ると、頼まれてカクテルを振る舞うこともしばしばあります。カートは昔イケアで買ったもの。あまりにも便利でずっと使っていて、サビがむしろ味に」。キッチン横の棚の上には、右側に益子陶器市で手に入れた益子焼の白い深皿や、左側にHAYのマーブル柄ボウルが並ぶ。
LIGHT
ベッドの
ぬいぐるみも
キュート
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様々なガラス製品を扱うブランド、TOUMEIのペンダントライト。「低い位置に吊りたくて、ひもを天井と窓辺から引っ張っています。夜はこれだけだと暗いので、ベッド横の窓辺などにもライトを。キャンドルの灯(あか)りも楽しんでいます」
GREEN
SWEET SPOT
花、花器、アートを自由にスタイリング
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「ダイニングに座ったとき真正面にあるので、白いキャビネットの上は見ていて気持ちのいい状態にしたくて。最近はグリーンを多めに飾っています。壁に張っているのは原田教正氏の写真。ぼやけているから、手前に生けた花とぶつからないんです」。ほかにも、至るところに生花やグリーンがある。
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Photos:Shinsaku Yasujima Text:Masahiro Kosaka[CORNELL]
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