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在宅の機会が増え、私たちのおしゃれにも変化が出てきた昨今。ファッションやヘアだけでなく、目に触れる機会の多い自宅のインテリアにもこだわりたくなってきたのでは? この度、本誌でもお馴染みのdoulbetやURUなどを取り扱うアタッシュドプレス「ENKEL(エンケル)」がライフスタイルの提案として「ジョージ・ナカシマ没後 30 年企画展」を開催する。これはぜひチェックしていただきたい。
馴染みのない方も多いと思うが、「ジョージ・ナカシマ」は木のぬくもりを最大限に生かすインテリアデザイナー。海外ではファッションデザイナーのラフ・シモンズの自邸をはじめ、メゾンブランドの店舗でも使われていたりと世界的に有名だ。日本でも女優の石田ゆり子さんが愛用していたり、一流のクリエイターたちに影響を与えたりとたびたび話題にのぼる。
本展では、彼が1944年の初期にデザイン した「グラスシートチェア」を特別に復刻して展示&受注販売!
1948 年の創業から受注による家具づくりを続ける桜製作所が手掛ける
「今回の企画展がナカシマを知り、愛すべき椅子と出会うきっかけになってくれると嬉しいです。僕はこの椅子が大好きです」と語るエンケル主宰の水澗 航氏。
ここはひとつ、新しいおしゃれの扉を開けるためにも企画展に足を運んでみては。
ジョージ・ナカシマ / George Nakashima (1905~1990)
建築を志し、ワシントン大学で林業を専攻するが建築学科へ転向、ハーバード大学大学院からマサチューセッツ工科大学に移籍し建築修士を取得。建築デザイナーとして勤めた後、世界一周の放浪の旅に出る。パリに一年間滞在の間、ル・コルビュジエのスイス館の現場に通いつめる。そして戦前の 1934 年に来日し、A・レーモンドのもとで前川國男、吉村順三らとともに机を並べた。レイモンド事務所では軽井沢聖パウロカトリック教会の設計を担当。のちに建築における創作の限界、統合した表現の追求と自己意識の究極を追い求め、行き着いた先は、もの言わぬ自然・木と向かい合い、木のこころをよむ家具づくり・木匠としての天職であった。 出典:木の仕事・永見眞一著
ジョージ・ナカシマ没後 30 年企画展
会期:7月24日(土)~8月1日(日)/ 時間:13時~18時※会期中は毎日営業 / 会場:LICHT / 住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 2F / 電話:03-6452-5840
HP:http://licht-gallery.com
Text by Sayaka Arai
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