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俳優の佐久間祥朗さんに、去年やったことと今年やりたいことを聞いてみた。オシャレな人は、夏の過ごし方も自由で個性的だったから、僕らのサマープランのヒントになる!
佐久間祥朗さん
俳優
映画や舞台、TVCMなど幅広く活躍し、映画『遠いところ』が7月7日から全国で公開予定。ストリート感のある私服の着こなしも注目を集める。
佐久間祥朗さんに聞いた 夏の遊び方
【去年の夏】
初めて、都市型フェスへ
「ビールを飲みながら心地いいサウンドに揺れた」
去年、横浜赤レンガ倉庫で開催されていた「グリーンルーム・フェスティバル」に、二日酔いの状態で先輩に連れられて行ったのがいい思い出。前日の朝まで先輩たちと4人でお酒を飲んでいて当日の朝に急きょそのまま行くことが決定したんです。タイムテーブルどころかどんなアーティストが出るかも知らないままチケットを購入し、フェスそのものが初めてだったので全貌もつかめぬまま、言われるがままに到着。思いがけず、横浜の港町のオシャレな雰囲気があふれるライヴスペースで、開放感がとても気持ちよかった。特に印象に残ったアーティストはKREVAさん。よく曲を聴いていたもののご本人を見るのは初めてで「KREVA、本当に存在してたんだ!」とテンションが爆上がり。 その後は景色を楽しみながら、音楽に揺られてゆっくり一日を過ごしました。
ステージ近くで白熱するだけではなく、遠くから聞こえてくる音楽をつまみにゆるく楽しむよさを知れたので、大型の野外フェスにはまた行きたいです。途中で地元の方々との会話を挟みつつ、海が広がる最高のロケーションを前にチルなサウンドでお酒を嗜む。初めての体験にちょっと大人になった気分です。とはいえ結局ビールを飲みすぎてしまい、帰路につく頃には二日酔いがぶり返していたので、今年の夏は、もう一段階、大人になりたいものです…。
【今年の夏】
気の置けない仲間と朝まで古着談議
「今年の夏も仲間たちと過ごす何げない日常を大切にしたい」
友達と会うことでエネルギー補給できるタイプなので、この夏も好きな人たちに会って朝まで居酒屋で語り倒したいくらいの意気込みです(笑)。よく集まるメンバーは古着屋や洋服屋で働いている人が多く、僕自身も古着好き。集まっては、それぞれのおすすめのショップや最近入荷したアイテムなど、最新のファッションについて情報交換しています。服好きってついつい話に熱が入りがちなので、どんなスタイルがイケているのか答えのないファッション談議を繰り広げて、実際に気づけば朝になっていたこともありました(笑)。
エリアは中央線沿いのローカルな雰囲気が好き。阿佐ケ谷や高円寺、荻窪の居酒屋やバーに行く予定です。都心のオシャレなお店もすてきですが、やっぱり落ち着くのは赤ちょうちんがつるされた味のある居酒屋や年季の入ったノスタルジックなバーなんです。暑くて喉が渇く夏の1杯目は、絶対にビール。2杯目からはハイボールで炭酸系を飲むのが涼やかに感じます。突然、隣に座っている年配の常連さんと友人を交えたコミュニケーションが生まれたりする距離感も、中央線沿いならではの魅力だと思っています。
今年は特に、こうして友人たちと過ごす何げない時間を大切にしたい。というのも、この夏は映画の公開にあわせて舞台挨拶(あいさつ)が続きます。憧れだった華やかな場所へ行く機会が増えるからこそ、等身大でいられる、昔からの仲間たちと過ごす日常を大切にしたい。好きな仕事ができて、好きな友人たちに囲まれて、この夏はもっとハッピーになる予感。ただし飲みすぎには注意しますね(笑)。
Illustrations:Goro Nagashima Composition & Text:Takako Nagai
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