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1日1秒分しか撮れない日も!?
人気の秘訣を、
メンズノンノモデルが潜入取材!
今大人気のアニメ「PUI PUIモルカー」は、モルモットが車になった世界で繰り広げられる、癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんアニメーション。そんなキュートなモルカーにハマったメンズノンノモデル豊田裕大と樋之津琳太郎が、制作元のシンエイ動画へ潜入取材!
今回取材にご対応いただいたのは、「PUI PUIモルカー」のエグゼクティブプロデューサー杉山さんとプロデューサー林さん!
豊田 今日はモルカー取材にやってきました! 俺は第8話「モルミッション」で、ダイナミックなアクションをこなすテディ姐さん推しになったけど、樋之津はだれ推し?
樋之津 俺も推しキャラはテディ。破天荒な一面と、垣間見える姉御肌のギャップにやられたね…。最近、モルカースタンプも買ったよ。
豊田 めっちゃハマってるじゃん!
モルカーたちに見つめられながら、
取材スタート!
樋之津 このモルカーって、もしかして…!
林さん アニメーションで実際に使われていたモルカーです。
豊田 ヤバ! モルカーのアニメを見た第一印象はどうでしたか?
杉山さん 完成品は最後まとめて最終形態で納品されたのですが、感動しましたね。かわいくて毒もあるし、2分40秒の短時間の中にしっかり起承転結がある。全12話もあるとちょっとだれてしまう回もあるじゃないですか。そういった無駄がなくて、どの話も味があってびっくりしました。
樋之津 たしかに、どのストーリーもしっかりオチがあるのがすごい…
林さん 強い原作ありきのアニメ化作品とは違い、モルカーは完全オリジナル作品。初見の視聴者にどこまで見てもらえるかが勝負だと思っていたんです。
樋之津 そもそもモルカーはどのようにして誕生したんですか?
杉山さん 見里監督から来たいくつかの企画提案のうちのひとつがモルカーでした。モルカーならキャラクターもたくさん作れそうだし、グッズ化もできそう! と盛り上がって。ほら、子どもって車好きじゃないですか。
モルカーの数え方は「台」らしい。
豊田 撮影についても知りたいです!
林さん ストップモーションアニメの撮影の手間はすごい。1日3~4秒しか撮れないみたいで、第8話「モルミッション」みたいな凝った回は1日で1秒しか撮れない日もあるとか。驚いた表情もフエルトの顔をつぶして作っているみたいですよ。
樋之津 か、顔をつぶして…!?
驚いてタテに伸びるポテトの顔を真顔で再現する樋之津。
杉山さん 撮影中にカメラを倒しちゃってもう一回撮り直し…なんてこともあったみたいです。この進め方だと本来のテレビシリーズでは大変ですが、「きんだーてれび」の2分40秒の枠なら作れる! となって。
豊田 あの2分40秒を撮るのにも、ものすごい時間が費やされてるんだ…
樋之津 1話ごとのストーリーの、メッセージ性が強いと思うのですが、制作の過程ではどんな風に内容を詰められたんですか?
杉山さん 1話ごとのテーマをかっちり決めているというわけではなくて…見里監督には1話完結型で、毎回違ったテーマのお話をお願いしました。見里監督の作品「マイリトルゴート」を拝見していて、ファンタジーの中に社会風刺をうまく入れる人だと思っていました。子供向けアニメではありますが、ただカワイイだけではない、少し毒のあるストーリーに仕上げていただきました。
第2話「銀行強盗をつかまえろ!」より。かわいいモルカーを脅して乗っ取る人間の愚かさが話題になった。
林さん あとはアイデア出しの中で世界で見てもらいたいという話になり、セリフはナシになりました。文字要素も日本語はなるべく減らして、多国籍感が出るようにしよう、とは話していました。
豊田 ちなみに、人気キャラや人気のエピソードってあるんですか? 僕たちはテディ推しなんですが…。
推しキャラ・テディを見せつけてくる豊田。
杉山さん 僕は、顔はポテトで性格はアビーが好きですね。エピソードでは、第8話「モルミッション」や、第5話「プイプイレーシング」がイチオシです。サメ型ロボが出て来たり、テディが爆弾を投下するときのキメ顔や、迫力のある場面では画面のフレームが変わったりと、アクションシーンが痛快ですよね。
豪快なアクションシーンが話題になった、第8話「モルミッション」!
林さん 私は第11話「タイムモルカー」がおすすめです。コンテをみたとき、最初意味が分からなくて(笑)。実際の動物が作中に出てくるとTwitterでよくトレンド入りしていますね。推しモルカーは…シロモですかね。シロモにまつわる思い出が実はあって…。
銀行強盗に連れ去られたり、ゾンビに噛まれたり、何かと不遇な愛されキャラ、シロモ。
林さん 仕事でモルカーパペットの写真を撮るために、家に持って帰ったときがあって。保育園から帰ってきた3歳の息子にシロモのパペットを見つけられて、「ママ、うちにモルカーがいるよ!」って目をキラキラさせてて…もちろんそのあと回収したので、大泣きでした(笑)。
樋之津 それは悲しい…。
林さん 息子が大好きで、「PUIPUI~?」っていうと、「モルカー!」って返してくれます(笑) 。
豊田 かわいすぎるコール&レスポンス…!
大ヒットの秘訣は!?
樋之津 おふたりから見て、ヒットした秘訣みたいなものってなにかありますか?
杉山さん 2分40秒のショートアニメのヒットは珍しいんです。ですが、こうしたコロナの状況なども重なって、短い尺だからこそ拡散されやすかったのかな、と思います。手短に、手軽にみられるからこそ他人にもオススメできる。広がりやすかった、っていうのも原因かな。
豊田 周りの友達もインスタのストーリーズに載せたり、Twitterでの二次創作も盛り上がってました!
林さん 前半の話数で人間の業やずるさを描いたちょっと大人っぽい内容になっていたので、大人のファンがついたのかなと思います。リピーターも多いみたいで、30回以上見てくださっている方もいるとか。コマドリで細部までこだわって作られているので、繰り返し見るたびに発見があって面白んでしょうね。
樋之津 ゾンビ化したシロモが見切れていたり、映画のオマージュみたいなシーンが随所にちりばめられていて、見るたびに発見があるのも面白いです。これ、元ネタあれかな!? みたいに探すのが楽しい(笑)。
杉山さん あとは、モルモットの声を実際に使っているところで、プイプイというモルカーの声にも注目が集まっていました。監督が飼っているモルモットも収録に参加したそうですよ。
豊田 そもそも車×モルモットというのは、どこから湧いてきた発想なんですか?
杉山さん 打合せの中で監督が、「あおり運転や車の渋滞など、車に乗ると人が変わっちゃうことありますよね。モルモットのお尻を見てると、怒る気もなくなるかもしれない」と話してたんですよ。そこから、イライラすることが多い今の社会で、モルモットが車だったら癒されるなあ、という話になりました。
第1話「渋滞はだれのせい?」より、渋滞に巻き込まれフリーズするポテト。
豊田 たしかに、車だったら視界にモルモットのお尻があることになりますね…
樋之津 僕らのまわりでもモルカーに癒されている人が増加中ですが、メンズノンノ世代に向けておすすめのポイントなどあればぜひ!
林さん 親御さんとも一緒に見られると思うので、家族で楽しんでいただきたいですね。あとは細かいところにこだわりがあるので、発見すると楽しいと思います。さっき話題にも上がった「モルミッション」の回のように、作り込みがすごい細部にもぜひ注目してみてください。
豊田 今後の野望っておうかがいできますか?
杉山さん 今は続編に関しては検討中、というお返事しかできないのですが…台湾でバズっているという話もありまして、アジアでも注目が集まっています。モルカーは元々海外にも意識を向けていたので、今後欧米などでも展開ができると嬉しいですね!
全世界でモルカー現象が巻き起こる日も近い…!? 魅力たっぷりな「PUIPUIモルカー」、まだチェックしていない人は急げっ!
『PUI PUI モルカー』
舞台はモルモットが車になった世界。
癒し系の車“モルカー”。くりっくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走り回るモルカー。渋滞しても、前のモルモットのお尻を眺めているだけで癒されるし、ちょっとしたトラブルがあってもモフモフして可愛いから許せてしまう?!
クルマならではの様々なシチュエーションを中心に、癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんアニメーション!
■公式サイト
https://molcar-anime.com/
■関連サイト
公式Twitter: https://twitter.com/molcar_anime
公式Instagram: https://www.instagram.com/molcar_anime/
Photos:Masaki Fujimura
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