▼ WPの本文 ▼

毎月読者にフォーカスし、個性豊かな趣味やライフスタイルに迫る本連載。第2回のゲストは、『メンズノンノ』でもおなじみの人気セレクトショップ「ダメージドーン」下北沢店のスタッフ、菅夕馬さん。そのセンスのよさで評判の彼が、念願かなって手にした愛車と過ごすカーライフとは?
#002
菅 夕馬さん / 会社員

喧騒(けんそう)から離れ、贅沢(ぜいたく)な時間を


アメリカで買い付けたものをメインに、新品、古着などあらゆるジャンルのアイテムを扱うショップ、「ダメージドーン」。 菅さんは、その下北沢店のスタッフとして働いている。私服やライフスタイルの発信など、SNSなどで見せる審美眼に定評のある彼が、人生初の愛車に選んだのは「いすゞ・117クーペ」だ。ドライブでよく訪れるというお気に入りのスポットで話を聞いた。

「仕事終わりや晴れた休日には、湾岸エリアへとクルマを走らせます。この辺りは運転していて気持ちのいい道が多く、小一時間のドライブがリフレッシュに。にぎやかな東京での暮らしも好きだけど、アテもなくクルマを走らせた後、こうして愛車とともにたそがれる時間が、僕にとっての何よりの贅沢です」

スタイルの核となる一生の相棒

クルマがなくとも不便なく暮らせる東京で、なぜ菅さんは「いすゞ・117クーペ」の購入に踏み切ったのだろう。

「いつか自分のクルマを手に入れたいとずっと考えていて、その気持ちは洋服屋で働き始めて一層強くなりました。というのも、職場で出会う先輩が皆、大切にしている愛車を持っていたから。趣味に没頭する姿がとにかく楽しそうだったし、クルマってその人のスタイルを表すと思うんです。先輩たちがカッコいい理由の一端に触れた気がしましたね。自分も将来はこんな大人になりたい、そう思って購入したのが『いすゞ・117クーペ』。洗練された曲線美と、上品かつしたたかな顔立ちはまさに時代を超えたクラシック。決して安い買い物ではなかったけど、時計やジュエリーと同じような感覚で、一生大事につき合いたい相棒です」


フロントには「いすゞ・117クーペ」だけに採用される、アイコニックな唐獅子のエンブレムが。
Photos:Shunsuke Kondo Text:Kanta Hisajima

▲ WPの本文 ▲