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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
MERCEDES-BENZ W123(1982)
クルマを語ってくれるのは
白石一也さん


ファッションの延長線上にあった
クラシックでスタイルのあるクルマ
学生時代からの友達にはクルマ好きが多く、彼らの愛車で遠出することがよくあった。そんな環境だったから、いつかは自分もって気持ちもあったけど、僕は根っからの車好きってわけじゃなくて。どちらかというと、ファッションの延長として、クラシックでスタイルのあるクルマに惹かれていくように。そんなとき、中目黒でパステルブルーのメルセデス・ベンツ W123を見かけたんです。ミニカーのようにどこか丸みのあるデザインに、街に溶け込む柔らかなカラーリング。心を掴まれてしまったというのか、乗りたいクルマに出会えた瞬間でした。それからポータルサイトで車体探しをスタートして約半年後、ようやく巡り会えたのがこのW123。アイボリーのボディカラーとベージュのファブリックシート、上品な雰囲気にひと目惚れし、試乗した日に即契約。正直、買うつもりなんてなかったのに、実物を見たらもう決めるしかなかったんですよね(笑)

カスタムは細部だけ!
ほぼオリジナルで乗るのが気分

「W123のデザインは、まさにクラシックそのもの。でも威圧感はなく、どこか可愛らしさを感じさせてくれるのもいい! ノーマルの丸目ヘッドライトと直線的なフォルムは、丸の内や銀座などのハイソな街はもちろん、下町を走っても違和感がないし、高級住宅街を走ってもサマになるんです。そんなバランスのよさが気に入っています」(白石さん)

「見た目はほぼオリジナルだけど、ヘッドライトは前オーナーさんによって北米仕様の丸目に変更されており、よりクラシックなムードに仕上がっています!」(白石さん)

「柔らかなアイボリーという色もポイント。20代でベンツって聞くといかついイメージを持たれるけど、こんなカラーなら僕にも似合う!(笑)」(白石さん)
公道からサーキットまでを
楽しく走れるように!


「無駄のないステアリングまわりもクラシックでお気に入り。現行車のような機能はないけれど、針のアナログメーターは視認性も高く、使い勝手も抜群です」(白石さん)

「内装はベージュ基調。ファブリックシートは手入れも行き届いており、古いクルマとは思えない状態のよさです。シンプルですがどこか温かみが感じられて、長時間乗っていても落ち着く空間。乗るたびに“このクルマにしてよかった”と思えます」(白石さん)

「このW123は後期型。しかし、ヘッドレストだけは前期型のものに変更されていて、前オーナーさんのこだわりっぷりが炸裂しています(笑)」(白石さん)

後編に続く。

会社員
白石一也 さん
都内の不動産企業に勤める会社員。クルマと同じように、歴史を感じられる古着が好き。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima

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俺たちの“ノリモノ”語り!