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素敵な靴はあなたを素敵な場所へ連れていってくれる。では素敵なバッグは?「PRADA」のレザートート「バックル」[編集者の愛用私物 #168]

素敵な靴はあなたを素敵な場所へ連れていってくれる。では素敵なバッグは?「PRADA」のレザートート「バックル」[編集者の愛用私物 #168]

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撮影や展示会など、日々トレンドアイテムに触れているエディターたちのプライベートな買い物事情は? 自分の中で「BUZZ」っている愛用私物や狙っている新作をリアルに語り尽くす本連載。第168回目はプリント版編集長の吉崎が担当。

《プラダのレザートート「バックル」》

「異次元」が過ぎるよ!

エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」
シンプルな長方形のフォルムにラウンドトップハンドル。上質なカーフレザー素材。アナログ・イズ・最高。

昔から、ドラえもんの「ひみつ道具」の中で「ひとつだけもらえるなら何が欲しい?」って話になると、お決まりの「タイムマシン」や「どこでもドア」に始まり、それぞれにまぁ盛り上がるわけですが(僕は「いちばん欲しい」というのではないけど、小さい頃に読んだ大長編シリーズ『ドラえもん のび太の大魔境』(映画は1982年公開)に登場する「植物改造エキス」。ひみつ道具の中では比較的地味だけど憧れた。ストーリーも好きです)、そのうち「俺は…四次元ポケット‼︎」と言い出すやつ(大体ドヤ顔)が決まって現れる。そりゃそうだろ、と。あらゆるひみつ道具が取り出せちゃうんだから。※ただ、今は、ポケットの中にいろんなひみつ道具をドラえもんが格納していただけで、それ自体は単なる便利な収納ツールにすぎないんでは? と思う(いや十分すごいけども)。

と、まぁチートだってのを除いても、四次元ポケットは単純にデザインとしてモダンだと思うんです。もしあのお腹にポケットがなかったとしたら、何だか締まらない。あのポケットは不可思議な四次元空間へと繋がる「入り口」であるととともに、ドラえもんのスタイリングに不可欠で要の「デザイン」。偉大すぎです……藤子・F・不二雄先生。


エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」 バックル
バックル付きベルトがアイコニック。
エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」 持ち手
トップハンドルの留め具にもバックルが。

エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」 中身
上から見たらこんな感じ。開口部もガバッと開く上、かなりマチがあって収納力抜群。

《My BUZZ Point》

これが似合う大人になりたいんだ…大人だけど。

普段の僕らのスタイリングを考えた時、ビジュアル的にも機能的にもこの「四次元ポケット」に相当するアイテムが「バッグ」ではないでしょうか(アノラックのカンガルーポケットみたいな、そのものズバリ!のものも存在するけど、ここでは割愛)。

昨年発売されたプラダの「バックル」は、まさに四次元ポケットと評するのに相応しいチート感。いや「四次元」でも足りないか。ええい、とにかく名作!傑作なの(語彙)! 重厚なカーフレザーに2つの大きなメインコンパートメント。その隙間にインポケットがある他には細かな収納はない。これを「物足りない」と捉えるか「潔い」と捉えるかは、人それぞれかも。僕はもちろん後者。ミニマムな装飾性で「これぞプラダ!」な哲学を体現する最高のプロダクトだと思う。

エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」 ロゴ
ボディのフロントだけでなく、内側にもゴールドのロゴの箔押しが。贅沢。

近年、持ち物が過不足なく収まるジャストな容量のバッグを好んで愛用してましたが、このプラダ バックルの、パソコンもタブレットも入ってなおありあまる余裕&懐の深さに、一周まわってうっとり…。っていうかそもそも大人はギッチギチにバッグにモノを詰め込んだりしない。ねぇ、ドラえもん。僕、いつの間にか間違った大人になってたみたいだよ…。なかなかの重量感なので、本来はクルマ移動に相応しいのだろうけど、むしろこのバッグを持ち歩きたいからクルマに乗りたい…と思う僕は、ペーパードライバー編集長(45歳)。


エディター愛用のプラダのレザートート「バックル」 ショルダー2WAY仕様
着脱可能なショルダーストラップ。外付けではなく、加重の分散の観点から、ふたつのコンパートメントをまたがるようにして内付けされている。

以前にも書いた気がするけど、ハイブランドの靴などを指して「素敵な靴は素敵な世界へ連れていってくれる」と評することがある。お決まりのフレーズだ。独特の高揚感をポエティックに表現しているわけなんだけど、それじゃ「バッグ」はどうなんだろう? 僕が思うに、素敵なバッグは素敵な世界へと「繋げてくれる」存在。このプラダ バックルを介した途端、ドラえもんのひみつ道具みたいに、(バッグだけでなく)中の荷物ひとつひとつもどこか不可思議で秘密めいたロマンティックな光を帯びる、気がする。

(法律上はとっくに)僕は大人だ。小さい頃はただただ「大人だなぁ(怖えなぁ)…」と思っていたのび太の担任(氏名不詳)よりもはるかに大人(ともにメガネ&センターパートだけど、僕は圧倒的に白髪)。でもこのバッグに相応しい大人になれているか? って言われるとちょっと自信がない。冒頭で触れた植物改造エキスや、ほんやくコンニャクは一部現実のものとなっている。もう時代はドラえもんに追いついているっていうのに!!! ……追いついてるっていうのに、僕はペーパードライバー。どちらの未来も全く想像できてなかった。講習行くしかないの? ねぇ助けてよ、ドラえもん!

Photos:Ibuki Tamura

吉崎

吉崎

メンズノンノ編集長

「肩幅が広い」でお馴染み。2024年6月よりメンズノンノ編集長。肩書きがパワーアップしたことでmy shoulderに磨きをかけ、肩で風切って歩きたい。愛猫(ほこり)を肩に乗せたポートレートをプロフィールカットにしたいと目論んでいる。炭酸泉が好き。甘党。

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