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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
NISSAN 180SX(1998)
クルマを語ってくれるのは
後藤爽太さん
野球ひと筋だった僕が
次に熱中したのはクルマ!
両親曰く、幼少期の僕は『頭文字D』を熟読し、ミニカーをドリフトさせて遊ぶ子供だったそう。だけど物心つく頃から高校三年生まで野球ひと筋だったせいか、当時の記憶はほぼありません。そんな僕が改めてクルマに興味を持ったのは、大学に進学してからのこと。同じ学科の友達にクルマ好きで、彼の愛車に乗せてもらう機会があったんです。楽しそうに走る彼の姿を間近で見て、なんかイケてるなって。そこで明確にクルマが欲しいと思うように。今考えれば、長く続けてきた野球を引退し、何か熱中できるものがほしかったんでしょうね。以来、アルバイトで頭金を貯め、両親を説得してローンの保証人になってもらって、やっとの思いで購入したのがこの180SX。学生でも維持できるのかという不安もありましたが、目の前の友達が愛車を持っている。この事実が何よりも心強く、勢いで買うことができました(笑)
90年代の走り屋ルックを踏襲しつつ
現代的なルックスに仕上げる!
「幼少期にハマった『頭文字D』が僕のバイブルだったから、クルマを買うなら90年代までのものと決めていました。GT-RにフェアレディZ、セドリック、グロリアなど、その当時の日産はワクワクできる個性的なデザインがたくさんあって、そのなかから現実的な予算、理想のスタイルで180SXを選びました。レーシーなルックスの通り、きびきびとした加速がなんとも楽しいクルマです」(板倉さん)
「一番の特徴は、リトラクタブルヘッドライト。パカっとライトが開く構造はロボットの変形のようで、ロマンを感じます。カエルのような、どこか愛嬌のある表情も魅力的!」(板倉さん)
「ホイールはオリジナルから、ワーク社製のエクイップに変更。90年代の走り屋カルチャーを彷彿とさせつつ、あくまで品よくまとめるように意識してカスタムしています」(板倉さん)
「スポーツカーだけど、実は荷室にかなりゆとりがある180SX。釣りやキャンプ、サーフィンなどのアウトドア趣味がある僕にはうれしいポイントですね。後部座席を倒せば、サーフボードだって余裕で積み込むことができます」(板倉さん)
公道からサーキットまでを
楽しく走れるように!
「ステアリングまわりは、必要十分な設計。現行車のような多機能のコントロールパネルは付いていないけれど、これくらいシンプルな方が走りに集中できます。視認性に富んだアナログメーターもお気に入り!」(板倉さん)
「クルマを通じて仲良くなった先輩からもらったCARSERVICEのエアフレッシュナーでスタイルも主張。同じものを付けているクルマを街中で発見すると、仲間を見つけたようでうれしい気分に」(板倉さん)
「運転席にはレース用の4点式シートベルトも完備。先輩が主催するサーキットでの走行会で遊ぶ際の必須アイテムです!」(板倉さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!