▼ WPの本文 ▼
vol.010
旅のお供に聴きたいプレイリスト
旅の過程で感じる
気持ちに優しく寄り添う3曲
アジアツアーをはじめ、海外を訪れる機会が多かった2024年。直近だと、音楽フェス出演のためにフィリピンに行ってきました。現地で食べたフィリピン料理はどれも初体験の味で印象に残っています。というわけで、今回はそんな未知との出会いが楽しい“旅”をテーマにした曲を集めてみました。
Electric Light Orchestra
『Out of the Blue』
「Mr. Blue Sky」
1977年にリリース。ジャケットデザインを日本人デザイナー長岡秀星氏が担当。(ソニー・ミュージック)
1曲目は、イギリス出身のロックバンド、エレクトリック・ライト・オーケストラ(通称ELO)の「Mr. Blue Sky」。アルバム『Out of the Blue』に収録されていて、映画やドラマの出発シーンでよく流れているこの曲。明るくてキャッチーなメロディが、楽しい旅をより盛り上げてくれそうですよね。この曲には面白い誕生エピソードがあって。リーダーのジェフ・リンがずっと悪天候続きで曲作りが進まずにいたところ、ある日急に晴れて、その勢いでこの曲をはじめ多くの曲を書き上げたのだそう。だからこそ、歌詞もサウンドも晴れやかでまっすぐ! 今、この曲を聴きながら旅に出るなら、行き先はスイスかスペインがいいな!
luvis
『Higher』
「Higher」
「2024 SXSW Music Festival」に出演。名前の由来は「luv(love) is」。本作は2024年8月にリリース。(Spincoaster)
次は、最近ヘビロテしている京都出身のシンガーソングライター、luvisさんの「Higher」。ギターが生み出すUS・UKのオルタナティブ感と、日本語ロックの先駆けバンド、はっぴいえんどの楽曲に漂う日本らしさが絶妙にミックスされたメロディがたまらないんです。また、マイナスな感情を乗り越えた先に自信を持った自分に出会える、そんなことを気づかせてくれる歌詞にもグッときます。だから、この曲は気持ちを切り替えたいときの旅のBGMにいいなと。僕のイメージでは、夕焼けに染まった田舎道を車で走りながら聴くと、より沁(し)みる気がします!
烏兎-uto-
『旅する人へ』
「旅する人へ」
2023年結成。北海道出身の幼なじみ、窪田ひかり(Pf)、ベイ佐藤(Vo)からなる女性ユニット。(FRIENDSHIP.)
3曲目は、2人組ユニット、烏兎-uto-さんの「旅する人へ」です。旅先を散歩するときのBGMにぴったりな楽曲だなと。パーカッションに加え、ピアノやストリングスといったクラシカルな楽器が生み出す温かみあるサウンドが魅力。どこか久石譲さんが手がけるジブリ音楽のような雰囲気もあります。人生を旅にたとえた歌詞もよくて、特に未知の世界へ足を踏み入れる不安と胸の高鳴りを表現した部分が好きです。楽曲の展開も最高。ラストに入ってくるコーラスは、大団円のムードがあって幸せな気持ちになります。
column
「前号に、自分への誕生日プレゼントに自転車を買いたいと話したけど、駐輪場が空いていなかったので断念しました。その代わりに、思い切って『MIU MIU』でフリースを購入。着まくります!」。
「今年の夏に訪れたイタリア旅行の写真です。初ヨーロッパということで、事前にしっかりと計画を立てて、観光を満喫しました」
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。「NIGHT DANCER」が、世界各国のチャートにランクイン。2025年4月から全国9都市を巡るホールツアーの開催が決定! 最新曲「プリズム」が配信中。
Text:Rie Kaido
▲ WPの本文 ▲