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齋藤 潤さん
俳優
2007年6月11日生まれ、神奈川県出身。19年にデビュー。代表作は、映画『カラオケ行こ!』、映画『からかい上手の高木さん』、ドラマ『9ボーダー』など。11月15日に公開する「踊るプロジェクト」の続編映画『室井慎次 生き続ける者』にも出演。
「これまで意識してこなかった
感覚を柳葉さんが見せてくれた」
日本ドラマ&邦画史に残る名作“踊るプロジェクト”が、警察を辞した室井慎次を主人公に据えた2部作でカムバック。最新作で室井とともに物語の重要な鍵になるのが、一緒に暮らす子どもたち。事件の被害者家族の子ども、タカを演じるのは、近年多くの話題作で存在感を示す齋藤潤。暗い過去を持ちながらも前向きに生きる少年をみずみずしく演じる。
「『踊る大捜査線』を観た後、続けてこの2部作の台本を読んだのですが、そこには“踊る”の世界観が広がっていて、室井さんの新しい物語に参加できるんだとうれしくなりました。同時にタカを演じることの難しさも感じて。殺人事件の被害者家族となった彼は、若くして大きく変えられてしまった人生を背負っていかなくてはならないという、相当複雑な気持ちと覚悟を持って生きていると思うんです。自分が望む前に大人の世界に飛び込んでいくことになってしまった感覚みたいなものを、細かく演じられたらと考えました。本当の家族ではないけど、室井さんと暮らすことで、ひとりの人間として成長する姿を見せていけたらいいなって」
現場では、室井慎次を演じる柳葉敏郎の背中を追いながら芝居への向き合い方も学んだという。
「家族の会話ひとつをとっても、日常を表すにはどうすればいいか。相手とただ話すだけではなく、家族という空間を意識して言葉を交わすなど、これまで自分が目を向けてこなかった感覚を、柳葉さんがお芝居の形として教えてくださいました。毎日自分の力不足を感じていたし、余裕がなかった。でもそれも自分にとってはすごくいいことで、すべての経験が自分の未来につながると、確信していたんです」
INFO
『室井慎次 敗れざる者』
室井慎次(柳葉敏郎)は、“青島との約束”を果たせなかったことを悔やみ警察を辞職。故郷の秋田で、事件の被害者・加害者家族の子ども、タカ(齋藤潤)たちと暮らしていた。そんな彼らの前に突然謎の少女、杏(福本莉子)が現れ、他殺と思われる死体が発見される―。
●10月11日より、全国東宝系にて公開
©2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝
Photo:Kyouhei Yamamoto Hair & Make-up:JANET[KIND]Stylist:Tomohiro Iwata Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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