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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
松中 光さん
HONDA CITY GG(1987)
偶然の出合いはインスタから。
ひと目惚れしたレトロな相棒!
クルマというカルチャーに強く惹かれるようになったのは学生時代。工業デザインからバイオアートまでを幅広く学ぶ、芸術工学部に進学してからでした。まわりにはカーデザイナーを志すクルマ好きの友達が多くいて、彼らと過ごすうちに僕もクルマが大好きになってしまったんです。そしてSNSのフィードにもクルマばかりが出てくるように(笑)。そんなある日、カー・シティ・ガイドで紹介されていたのがこのシティでした。どこかレトロで、かわいげのあるデザインにひと目惚れしてしまったんです。以来、いつか愛車にと心に決めていました。そんな偶然の出合いから数年、今度はオーナー募集の投稿として、再びシティがインスタで流れてきて、すぐさま挙手。DMでやり取りを進め、晴れて自分の愛車になりました
愛嬌たっぷりの小さな
車体に詰まったロマン!
「小ぶりなのに、存在感がある。シティがまとう雰囲気はなんとも不思議です。全体的なフォルムは角ばっているのに、どこか柔らかさがあって、愛嬌も感じられる。こんなにワクワクできるデザインってほかじゃ見つからないと思うんです。街中ではクルマ好きの大先輩から“懐かしいね”と声をかけられることも多く、愛されていたんだなぁとしみじみすることも」(松中さん)
「サイドには“CITY”の名が入ったラインがあしらわれています。発売当時のトレンドを感じさせるデカールのデザインが、このクルマの愛くるしさを高めてくれている気がしますね!」(松中さん)
「ぐっと張り出した前後のバンパーや、ホイールにかけてふくらんでいくフェンダーのデザインも美しい。小さな車体にぎゅっと詰まっている感じが、シティがまとうムードの秘密なのかも!」(松中さん)
飾り気はなくとも、走りを
楽しくさせるインテリア!
「カーナビやバックモニターなど、現行車には当たり前に搭載されている機能はないけれど、必要十分でシンプルなハンドルまわりはお気に入り。むしろ走りに集中するなら、インテリアはこれくらい簡素でいいと思えますね」(松中さん)
「ファブリックシートはレトロなチェック柄。おぼろげな記憶だけど、子供の頃に乗っていたクルマのシートもこんな感じでした。また、屋根はサンルーフになっているので、過ごしやすくなってきたこれからの季節のドライブも楽しみですね」(松中さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!