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シャツ¥59,400/コッキデザイン事務所 Tシャツ¥15,400/ティー・ティー ネックレス¥55,800/アヴァランチ
Ryohuさん
ラッパー・トラックメーカー
1990年生まれ、東京都出身。ヒップホップクルー「KANDYTOWN」のメンバーとして活躍し、ソロでも精力的に楽曲を制作。多くのアーティスト作品に客演としても参加するほか、2020年には、1stアルバム『DEBUT』でソロとしてメジャーデビュー。
「作品を通して、レコードの
楽しさを知ってもらえたら」
世田谷区を拠点に結成されたヒップホップクルー「KANDYTOWN」のメンバーとして活躍し、ソロになった現在もジャンルの垣根を越えて、音楽シーンを牽引(けんいん)し続けるRyohuさん。彼が2018年にミックステープとして発表した『Ten Twenty』が、9月25日にアナログ盤で再びリリースされる。発売を直前に控えた今の気持ちを聞いた。
「『Ten Twenty』っていうタイトルは、アメリカの無線機で使われている暗号からきていて、現在地を知らせるためのコードなんです。6年という歳月を経た今聴くと、青い部分もあるし、もっといろいろできたと思うところもある。だけど、当時できる全部を詰め込んで完成したもの。だから今も制作の中で道に迷うたびに、立ち返る作品でもあるんです。そんな自分にとって特別な作品を、レコードとして、もう一度世に出せることがうれしいですね」
レコードという形式にも大切な思いが込められているという。
「音楽を聴く=サブスクが当たり前に。Apple MusicやSpotifyなどのサービスは僕も利用しているし、最新の音楽にアクセスすることができるすばらしいツール。だけどヒップホップのカルチャーでいえば、音源はやっぱりレコードで残してこそだと思うんです。そう考えるようになった記憶をさかのぼると、初めて音楽に触れるようになった小学生時代の記憶が蘇(よみがえ)ります。高学年に上がり、少しずつヒップホップを聴くようになって以来、自然とレコードを掘るようになって。そうして90年代のサンプリングの文化を知り、かっこいい音楽を自分の手で探すってことを体験。それがもうめちゃくちゃ楽しかったし、これだと思える1枚を見つけられたときは本当にうれしかった。そんな経験を、この『Ten Twenty』でも届けたい。レコードの楽しさ、かっこよさを知ってもらえれば最高ですね」
INFO
Ryohu『Ten Twenty』LP
2018年にミックステープとして発表され、その楽曲の完成度はもちろん、KANDYTOWNの面々や、Campanella、in-d、AAAMYYY、MALIYAなど、豪華な客演にも注目が集まった『Ten Twenty』。そんな名作が完全限定プレスで待望のアナログ化、9月25日にリリースされる。オリジナルジャケットの帯付き仕様は完売必至だ。
¥4,378/P-VINE RECORDS
Photo:Naoto Date Hair:Fumiya Ushiku Stylist:RIKU OSHIMA Interview & Text:Kanta Hisajima
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