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モデルや俳優、DJとして、世界を股にかけ活躍する、我らがメンズノンノモデルの大平修蔵。常にニュースに事欠かない彼だが、このたび、中国を拠点とするエージェント「RYCE ENTERTAINMENT」と、モデル、アーティスト、DJの“SHUZO”として、日本人で初めて契約を結んだ。さらに、ファンとの繋がりを密にするファンクラブの発足も発表。アジアへの進出を見据え、さらに活動の幅を広げる修蔵に改めて、これまでの活動とこれからの展望を聞いた。
応援してくれる人たちと
触れ合えないことが悩みだった
──いまの主な活動を教えてください。
職業として「これを中心でやっています」というのはなくて、僕の中では自分がしたいことをする、ということを常に心がけています。3年半ほど活動してきて、いろいろなことに挑戦して、それが自分に合っているかどうかも見極めてきました。
自分が得意なものを伸ばすとか、一つの仕事に向き合って没頭することももちろんすばらしいことだと思いますが、僕にとっては人の前でDJをしたり、コレクションのショーに参加したり、自分が好きなことをすることで、笑顔が生まれたり、楽しい空間ができることに、心がすごく動いたんです。なので、「これをやろう」と絞ることはしていなくて。
──モデル、俳優、DJとさまざまな活動をする中で、大事にしていることは?
「なによりも自分が楽しんでいる」「多くの人に寄り添える」ということを大事にしています。これが活動のモチベーションですし、自分が楽しんでやっていることで、周りのみんなが笑顔になるという構図がいちばんの理想。僕は定期的にライヴをするアーティストでもないので、ファッションや音楽のイベントなど、応援してくださる方たちと触れ合える機会もすごく大事にしたい。
そんなことを考える中で、応援してくださる方と距離を縮められるようなファンクラブを立ち上げられるよう今色々と動いています。自分のパーソナルな部分、例えば友達と過ごしている時間や仕事の裏側も見せていけたらと思っています。
──さまざまなジャンルで活躍する修蔵くんのオフの顔も見られる場所があるのはいいですね!
一時期、雑誌やSNSなどの写真を通して僕を知ってくださっている方と触れ合えないことが悩みでした。多くの人に寄り添いたいと思いながら、それができているのか。そこから、結局自分は何をしたくて、何をしているときを楽しいと思っているのか、考えていました。そのための解答が二つあって、一つがファンクラブで、もう一つが、自分の好きな音楽を通して表現できるDJだと思っています。
──DJを始めたきっかけは?
16歳で留学に行ったとき、滞在先のホストファーザーがDJで、彼がプレイするステージを見たり、家にある機材を触らせてもらったりしているうちに興味が湧いてきて。そこでDJを知ったんです。帰国してからはあまりDJをやる機会がなく、19歳で事務所に所属してから活動を本格的に始めました。
──DJプレイは独学なんですか?
2年半前に、DJのJOMMYさんと知り合って、基礎的なことを教えていただく中で、ハウスミュージックやテックハウスにすごく興味が出てきて、どんどんのめり込んで行きました。JOMMYさんはとても顔が広くて、いろいろなアーティストを紹介してくださって、それまで以上にいろいろな音楽を聴いたり、DJプレイを見たりして、自分がやりたい音楽性を探っていったという感じです。
──そして9月14日には、日本最大級のダンスミュージックのイベント「ULTRA JAPAN」でプレイすることが決まったんですよね? 大規模イベントへの意気込みを教えてください。
SHUZO名義で、盟友のYAMATOとともに参加させていただきます。本当に楽しみですね。日本でDJカルチャーって、海外に比べたらまだまだ認知されていなくて、それはもちろん文化や国民性の違いがあるけど、裏を返せばまだまだ盛り上がれる余地はあるんじゃないかと思っています。僕が言うのもおこがましいけれど、多くの人に僕のDJプレイを通して、音楽の楽しさをもっと知ってほしいと思うから、海外でいろいろな文化や最先端の音楽に触れてきた日本人だからこそできるプレイを見て、聴いてもらいたいと思っています。
裏方の仕事にも興味がある
──そして、音楽活動について、もう一つ大きなニュースが発表されました。先日、中国の北京を拠点とするエージェント「RYCE ENTERTAINMENT」と、音楽名義「SHUZO」として日本人で初めて、アーティスト、DJ、モデルの契約を締結しました。おめでとうございます!
ありがとうございます。
──どのような経緯で、RYCE ENTERTAINMENTとの契約に至ったのでしょうか?
実は1年半前に、パリのショーでRYCE ENTERTAINMENTのCEOとお会いする機会があり、僕がDJをやっていることなど、音楽の話をきっかけに僕に興味をもってくださって、日本に来て改めて話をしたいとメッセージをいただいたんです。ただ彼もすごく多忙で、それからしばらく時間が流れて、半年くらい前に日本でお会いできる機会がつくることができました。そこで僕は、音楽に対して考えていることや自分の将来像を話したところ、ぜひサポートをしたいと言ってもらえたことで、契約に至りました。
──すごくドラマチックな展開ですね。満を持して、両者の思いが通じたという感じですね。
そうですね、もしかしたら1年半前に契約していたら、自分にとっては早かったかもしれないと思いました。1年半の時間の間に、自分がやっていきたいことやこれからの活動プランが設計できましたし、精神的にも成長し、整った感覚があるので、僕としてはベストなタイミングだと思っています。
──RYCE ENTERTAINMENTとタッグを組むことで、どんな活動をしていくのでしょうか?
音楽アルバムの制作が進んでいます。自分がつくりたい音楽の方向性やビジュアルも決まっていて、そういった思想と理想を作品にどう落とし込むか、そのためにどういうアーティストを招いてコラボレーションをするかなどを、毎日制作スタッフと話し合っています。中華圏やシンガポール、タイ、マレーシアなどアジア圏を中心に、世界に展開していく方法を考えています。
──今回の音楽制作では、修蔵さんのどんなエッセンスを入れようと考えていますか?
自分が好きなエッセンスをたくさん取り入れたいと思いつつ、そうするとトゥーマッチになってしまうので、引き算は考えないといけないかなと。いま思っているのは、僕はもともとすごく音楽が好きで、海外に出ていろいろな文化に触れて、ヒップホップやブラックカルチャーに憧れや興味をもっているので、例えばラッパーをフィーチャリングするのもいい。一方で、日本人として、日本やアジアの雰囲気を音楽やビジュアルにも取り入れたいと思っているので、そのミックス感は大事に考えていきたい。日本人の感覚と憧れの海外の要素をうまく融合できたら。
DJをやったりショーに出たりしていて、きっと明るい性格だと思われているんだろうけど、実はそんなことなくて。僕、まったく陽キャじゃない…(笑)。音楽ってつくる人の内面も表れると思うから、華やかなアガる音楽をつくるなら、そこをちょっと意識しないとなって(笑)。自分がやりたいことをやりながら、多くの人に喜んでもらえるような活動や作品づくりをしていくので、ぜひアルバムを楽しみにしていてください。
──アルバムの完成が楽しみです! 大平修蔵として、またSHUZOとして、これからの展望を教えてください。
これまで続けてきたモデルやDJの活動はもちろん大事にしながら、自分を表現できる手段をもっと広げていきたい。自分の頭の中にあるものを具現化する事を自分ではない他の誰かで挑戦もいつかはしてみたい。そのために、いまは見せ方、発信の仕方を研究し、こだわりながら、自分をロールモデルにしていろいろ試しています。
あと、DJをやっている以上、DJカルチャーの魅力を1人でも多くの人に知っていただきたいので、音楽が好きな若い方たちがULTRA JAPANに足を向けてくださるように、自分が表に立って伝えていきたい。すごく生意気なんですけど、そんなことを思っています。
海外生活に慣れたから
一週間で三カ国くらいは平気
──最近、プライベートでは何にハマっていますか?
仕事が楽しいので、特に趣味もつくっていなくて…。ですが、サッカーが好きで、サッカーゲームの「eFootball」をオンライン対戦で遊んでいます。
──常に世界を飛び回っていますが、旅先のホテルや帰国した自宅でのリラックス方法はありますか?
お風呂に浸かると心身ともにリセットできるし、湯船に入りながら考え事するのが好きなんです。あと、ジムで運動することも、体とメンタルのケアにいいですね。
この生活に慣れたのか、時差ボケもぜんぜんなくて、わりと平気。どこでも普通に生きられちゃう特殊能力かも(笑)。この前は、1泊2日でロンドンに行って、1泊2日でパリに行って、1泊2日でギリシャに行ってと、移動は確かに大変だったけど、体は問題なし。1週間で3カ国くらい巡るのは大丈夫ですね。
──次にお休みが取れたら、何をしたいですか?
普段、中学校の友達と遊ぶことが多くて、よく会っているんですけど、彼らと遊びたいですね(笑)。頻繁に連絡を取り合っているし、ずっと仲よしです。中にはパパやママになっている人もいて、彼らの子供と遊ぶのも楽しいんです。僕はオンとオフであまり気持ちも気分も変わらないけど、みんなに会うと素の自分でいられますね。
大平修蔵|SHUZO OHIRA
700万人を越えるSNSフォロワー数を獲得。2021年、テレビ朝日ナイトドラマ『泣くな研修医』で俳優デビュー。同時にTikTokドラマ『泣くな関和樹』で主演を務め、ABEMAで放送の『虹とオオカミには騙されない』への出演でも話題に。モデルとして、ルイ・ヴィトンの2021春夏コレクションでランウェイモデルに抜擢され、続けてyoshiokuboの同年秋冬コレクションのファーストルックでパリコレデビューも果たす。ニュージーランドに留学経験もあり英語が堪能。2020年より、メンズノンノモデルに参加。
公式Instagram:https://www.instagram.com/shuzo___3120/
公式Twitter:https://twitter.com/shuzo_staff
公式TikTok: https://www.tiktok.com/@shuzo__3120
Photos:Akira Honda[bNm] Hair & Make-up:Hitoshi Nobusawa Interview & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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