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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫るこの連載! 前編に続き、ホンダ リトルカブに乗る那須野広樹さんが登場。バイクの楽しさを聞いた。
このバイクに一生乗りたいから、
エンジンがダメになっても直す
先輩からリトルカブを譲っていただいた4年前、すでに走行距離はかなり伸びていました。だからなのか、昨年はエンジンが壊れ、動かなくなってしまったんです。バイク屋さんからは『いい加減買い換えれば?』と言われるほどの状態で……。しかし、自分の手でここまで仕上げたバイクを、どうしても手放すことができなかったんです。そこで中古のリトルカブをもう1台購入し、エンジンを載せ替えることに。素人には過酷な大仕事でしたが、夢中になって打ち込んだ作業はなぜだか楽しくて(笑)。意地でも直す、と思えるほど、愛着が湧くものと出合える機会って、一生のなかでそうあるものじゃない。つくづくこのバイクが好きなんだと気付かされましたね。そうして手をかけた分、愛着もさらに湧く。壊れては直し、その繰り返しで結局ずっと乗り続けるんだろうなぁ
軽快な乗り味、拡張性は
小さなバイクだからこそ!
「リトルカブで都内を縫って走る感覚って、他の乗り物では味わえないもの。小さなバイクならではの独自の疾走感はやみつきになります。原付は通過点で、いつかは大きいバイクに、と以前まではそう思っていました。だけど小さなバイクだからこそ、乗り味は軽快で、自分の手でできることが多く、カスタムの自由度も高くなる。大変な作業は多いけれど、バイクをいじって終わる休日も楽しいんですよね。リトルカブが教えてくれたこのカルチャーと一生付き合っていきたいです!」(那須野さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!