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vol.006
海辺をドライブするときの
プレイリスト
朝から夜まで
夏のドライブを彩る3曲
こんにちは。最近、レコードプレーヤーを買ったimaseです。読者のみんなは、車の運転をしますか? 僕は、地元の岐阜に住んでいた頃、メロディや歌詞のアイデアが湧きやすいので、よくドライブをしていました。それこそ「NIGHT DANCER」はそのときに生まれた曲。上京後は運転する機会が減ったけれど、去年、スタッフさんと葉山に行くときに久しぶりにハンドルを握って、めっちゃ楽しかった〜。そこで今回は、海沿いを車で走るときに聴きたいサマーソングを紹介します!
マハラージャン
『ミーンミーンミーン☆ゾーンゾーンゾーン』
「波際のハチ公」
2021年にメジャーデビュー。言語センスが光る楽曲がそろう3rdアルバム。(ソニー・ミュージックレーベルズ)
1曲目は、マハラージャンさんの「波際のハチ公」。朝や昼に、オープンカーでビーチ沿いを走るときにかけたくなる曲で、イントロの陽気な口笛やギターのカッティングが、楽しい夏を連想させます。この曲最大の魅力は、犬ならではの描写を用いたユニークな歌詞! でも、「犬」という単語は一切使われていなくて、主人公が人間とも解釈できるところにマハラージャンさんのワードセンスを感じます。また、夏を待ちわびる気持ちと、主人の帰りを待ちわびるハチ公をかけ合わせた部分には、うなっちゃいます。
Paul Blanco
『Summer(Feat. BE’O)』
「Summer(Feat. BE’O)」
BTS・RMのソロ作「Indigo」に参加した、韓国HIP-HOPシーンを担うアーティストの1曲。(AMBITION MUSIK)
次にピックアップするのは、韓国のラッパー兼シンガーソングライターのPaul Blancoさんの「Summer(Feat. BE’O)」。友人のアーティスト、なとりとプレイリストを交換して出会った楽曲で、恋人と別れて一変してしまった生活についてつづられた楽曲です。フックで、Paulさんがメロウに歌ったかと思えば、客演のBE’Oさんがローファイな質感に加工した声で歌う。その掛け合いが興味深いし、すごく心地いいんです。日が落ち始めた頃に、旧車でドライブしながら聴いたらエモーショナルになること間違いなしだろうなぁ。
杉山清貴&オメガトライブ
『ふたりの夏物語
-NEVER ENDING SUMMER-』
「ふたりの夏物語
-NEVER ENDING SUMMER-」
1983年にレコードデビューしたバンドの5thシングル(1985年)。同年に解散し、杉山清貴はソロに。(VAP)
ラストは、シティポップ全盛期の1985年に発売された、杉山清貴&オメガトライブさんの「ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-」です。この曲の魅力は、なんといってもバブリーなムードを感じる歌詞。ホワイト・ディンギー(白の小型ヨット)、キールのグラス、ルームナンバーなど、しゃれたカタカナ満載で、主人公のキザさがにじみ出た「オンリー・ユー」から始まるサビも最高です。海が望める夜の首都高沿いを、外車でドライブしているような気分になれるかも!?
column
「昨年、人生で初めてタイに行って、念願のトゥクトゥク(東南アジアではポピュラーな三輪タクシー)に乗って、市内を観光しました。めっちゃ楽しかったです」。
「韓国に行ったとき、ドライブコースによさそうな海沿いで記念撮影。いつか自分の車を持つことができたら、こんなシーサイドを好きな音楽を聴きながら走りたいな!」
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。「NIGHT DANCER」が、世界各国のチャートにランクイン。5月15日に1st Album『凡才』を発売。初のアジアツアー「imase 1st Asia Tour “Shiki”」を開催中。
Text:Rie Kaido
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