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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
田中祐毅さん(@yu_miiiiin)
TRIUMPH BONNEVILLE T100(2005)
名作映画に憧れ、勢いで
購入した人生初のバイク!
もともと自分がバイクに乗るという具体的なイメージを持っていたわけじゃありませんでした。唯一の原体験といえば、学生時代にハマった1963年の映画『大脱走』。敵陣からバイクで脱出するスティーブ・マックイーンがめちゃくちゃカッコよかったんですよね。あるとき、行きつけのヘアサロンで美容師さんと映画の話で盛り上がって。そこでスティーブ・マックイーンが乗っていたバイクが、ボンネビル T100として歴史を受け継ぎながらまだ発売されているということを聞いたんです。ここで明確に“バイクに乗りたい!”と思うように。その日の夜にはネットで程度のいい車体を見つけ、翌週にはショップへ。あっという間にこのバイクを買っていました(笑)。それから免許を取るまでの3ヶ月は、車庫に入れたボンネビル T100を眺めながら、教習所に通う日々……。そんなお預け期間が長かった分、初めて公道を走ったときの感動は忘れられません。その日の気分は、完全にスティーブ・マックイーンでしたね
いかにも“バイク!”なデザインが
古着ファッションとも好相性
「丸目のヘッドライトに、むき出しの大きなエンジンというクラシックで武骨な存在感は、大好きなヴィンテージファッションとも相性がいいんです。ボンネビル T100を買ってからは、“何を着てどうカッコよく乗るか”を考えるのも楽しい時間になりました。映画『大脱走』でマックイーンが乗っていた車体とは、作られた時代もカラーも違うけど、憧れのバイクに乗れているっていうのはロマンがありますね」(田中さん)
「並列二気筒の空冷エンジンは、購入から大きなトラブルもなく、快調そのもの。白とオレンジの2トーンのタンクも、かわいげがあって気に入っています」(田中さん)
アナログメーターの
メカメカしさにも惚れ惚れ。
「トライアンフ ボンネビル T100のメーターは、針が動くアナログ式。こういうメカメカしさは、何歳になってもワクワクしてしまいます。キーを回してぐるんと針が回る瞬間、一気に走る気持ちにさせてくれるんですよね。ハンドルバーには、スマホスタンドもつけているので、目的地まで迷うこともありません!」(田中さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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