玄弥を演じていて思うのは、つねに必死に背伸びしているということ。『鬼滅の刃』柱稽古編不死川玄弥役岡本信彦さんインタビューメンズノンノウェブ

2024.06.23

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物語は「柱稽古編」へ。特別版（増刊）の表紙にも登場する、それぞれの想いをつなぎ、活躍する柱＆鬼殺隊士を演じる6人の声優に、待望の新編への期待や見どころを聞いた！

不死川玄弥げんや役

岡本信彦

声優

岡本信彦

10月24日生まれ、東京都出身。アニメ『アンデッドアンラック』（トップ役）や『葬送のフリーレン』（ヒンメル役）、『劇場版ハイキュー!!』シリーズ（西谷夕役）などに出演。『疑似ハーレム』（北浜瑛二役）が待機中。

お兄ちゃんに謝るために
戦い続ける姿に惹ひかれる

　鬼を喰すことで一時的に鬼の体質を手に入れる“鬼喰い”を行う不死川玄弥。先の半天狗との戦いで、炭治郎たちとともに死闘を繰り広げ、仲間との絆を強くした。彼を演じた岡本信彦さんも「過去や性格に触れられる機会が増え、玄弥の魅力を多くの人に知ってもらえてうれしい」と語るように、「刀鍛冶の里編」は思い出深いシーズンになった。

「玄弥を演じていて思うのは、つねに必死に背伸びしているということ。彼自身、自分がそんなに強くなくて、鬼殺隊士として才能もないということをわかってはいて、だから鬼喰いに手を出したり、炭治郎たちのような呼吸を使えないから銃を使ったり、そうやって無我夢中で必死に食らいついている。柱になって、お兄ちゃん（実弥）に幼少期の出来事を謝りたいという思いをかなえるために、必死に鬼たちと戦っているので、その姿には感情を揺さぶられます。そんなひた向きさに魅力を感じて、玄弥を演じていますね」

　現在は、傷を癒すため療養に入っている玄弥。これからの自身の行く末はもちろんだが、岡本さんが注目するのは彼を取り巻く人間関係。
「『柱稽古編』では、柱にも焦点が当てられて、彼らの強さや魅力、そして義勇さんのように人柄がさらに描かれるシーンもあります。そんな中での玄弥にも注目してもらえたら」

　これからの動きも気になる実弥と玄弥が登場する特別版の表紙を見て、満面の笑みで喜ぶ岡本さん。
「メンズノンノに玄弥と実弥が一緒に出られるなんて！　絵柄、構図ともにカッコいいです。関係性が深い組み合わせになっているんですね！　個人的には、師範のしのぶさんと継子つぐこの（栗花落つゆり）カナヲという、不死川兄弟とはまた違う家族の物語にも注目しています」