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vol.004
憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばす
プレイリスト
気分が沈んだときは
その感情に深く浸って復活!
ゴールデンウイークが明け、梅雨が目前に迫るこの時期は、憂鬱な気持ちになりがちだと思うんです。今月は、そんな沈んだ心に優しく寄り添ってくれる、切なくて温かいメロディの曲をピックアップしました!
YEN TOWN BAND
『MONTAGE』
「Swallowtail Butterfly
~あいのうた~」
プロデューサー小林武史と、Charaがコラボ。映画監督・岩井俊二も作詞を担当。(ユニバーサル ミュージック)
1曲目は、架空の街“円都(イェンタウン)”に生きる移民たちを描いた映画『スワロウテイル』の主題歌「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」です。Charaさん演じるキャラクターがヴォーカルを務める作中バンドの曲で、映画に漂うもの悲しいムードを反映しています。僕自身、上京して不安を感じていた頃に、この曲にどっぷり浸ることで気持ちが救われたので、読者のみんなにもおすすめしたいです。五月病の時期は、心では大丈夫と思っていても、体は正直で体調をくずしたり、自然と涙が出てきたりすることもある気がします。そんなときに、Bメロからサビにかけての歌詞を読めば、「このつらい時期もきっと乗り越えられる」と信じられるようになるはず! また、映画では、“あいのうた”が登場人物たちの希望となったように、好きなことや、やりたいことなど、自分にとっての“あいのうた”を見つけたいという気持ちにもなります。
ハナレグミ
『音タイム』
「家族の風景」
元SUPER BUTTER DOGのヴォーカル・永積崇のソロユニット。心象風景をつづった1枚。(Speedstar)
2曲目は、ハナレグミさんが、母親について書いた「家族の風景」です。特に注目したい歌詞が、“これまでの人生でつらいことを経験してきたであろうけれど、それを語るわけでもなく、そっと笑うだけの母親”といった内容の部分。心が疲れてしまったときは、人生の先輩である親に、「こういうときは、どうしてた?」と頼ってみてもいいんじゃないかという気持ちになります。アコースティックサウンドもすばらしくて、聴くだけで落ち着く!
Corinne Bailey Rae
『Corinne Bailey Rae』
「Put Your Records On」
デビューアルバム(2006年)。グラミー賞にもノミネートされたヒットナンバー。(ユニバーサル ミュージック)
3曲目は、コリーヌ・ベイリー・レイさんの「Put Your Records On」。ゆるいアコースティックギターに、メロウなメロディ、軽やかでキュートな歌声が心地よい楽曲です。僕は、サビの“レコードをかけて、お気に入りの曲を教えて。肩の力を抜いて、リラックスしてさ”や“いつかどこかで、本当の自分を見つけられるよ”といった内容のフレーズがお気に入り。この時期に感じやすい焦燥感を消してくれるし、好きな曲をかけて、自分のペースで進んでいけばいいと思い直せます。
column
「僕のいちばんのストレス発散方法は、おいしいものを食べること。これは、地元の友達と愛知県の日間賀島(ひまかじま)に行ったときに食べたフグ刺し! おいしかったなぁ」。
「リフレッシュするために、最近、服を買いに行きました。『TOD’S』のローファーや、1枚でサマになる『UNDERCOVER』のブラウスとかをゲットしました」
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。「NIGHT DANCER」が、世界各国のチャートにランクイン。5月15日に1st Album『凡才』を発売。6月からアジアツアー「imase 1st Asia Tour “Shiki”」を開催。
Text:Rie Kaido
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