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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫るこの連載! 前編に続き、ランドローバーのディスカバリーに乗る舟山紀之さんが登場。愛車との付き合い方について聞いてみる。
東京でクルマを持つのは大変だけど、
それを凌駕するロマンがある!
地元の宮城と比べ、東京でクルマを持つハードルはかなり高い。公共交通機関が発達しているからクルマがなくたって不便はないし、毎月の駐車場代やガゾリン代など、維持費だって馬鹿になりません。しかもディスカバリーは大きいから都心の狭い道には不向き……(笑)。それでも乗りたいと思えるのは、クルマのある日々が楽しいことを知ってしまったから。路線図に縛られることなく、好きな場所に自由にアクセスできるって最高なんです。予定のない夜に走る首都高から、週末に行くキャンプまでの道すがらまで、その時々のどれもが楽しい思い出です。多少お金がかかってしまう趣味だからこそ、仕事のモチベーションも上げてくれる。経済合理性だけでいえばなくても困らないクルマだけど、数字では片付けることのできないロマンがあるんです!
ディスカバリーはあくまで借り物。
いつか次の世代に繋げたい!
「このディスカバリーと毎日楽しく過ごしているけど、実は自分だけのものっていう認識はあまりなくて。ランドローバー乗りのコミュニティで知り合った大先輩が、30年前に新車で購入し、ずっと大切にしてきたこのクルマ。そんな生涯の相棒ともいえる存在に、僕がたまたま乗せてもらっているだけ。借り物みたいなイメージなんですよね。だから調子が悪くなったり、パーツを交換しなきゃいけなかったりしても、その度に責任を持って直していかないと。トラブルはこれからたくさん起きると思うけど、いつか次の世代に繋いでいけるように、ずっと大切に乗っていきたいです」(舟山さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!