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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
舟山紀之さん
LAND ROVER DISCOVERY(1993)
新車からずっと大切にされてきた、
その思いと共に受け継いだ1台。
子供の頃からとにかく乗り物が好きだった僕は、18歳を迎えてすぐにローンを組み、日産のフェアレディZを購入。地元の宮城ではずっとそれに乗っていたのですが、仕事の都合で上京が決まり、仕方なく愛車を手放すことに。そして身軽な東京暮らしを始めてしばらく経ったあるとき、代官山で古いレンジローバーを見かけたんです。颯爽と走り去る姿があまりにかっこよくて、“これに乗る!”とその場で決意。以来、飲み会を減らし、無理のない範囲で節約をして(笑)。その甲斐もあって、上京4年目に目標のクラシックレンジを買うことができました。それからランドローバー乗りのコミュニティに顔を出すようになったんです。そこで広がったご縁が、このディスカバリーに乗るキッカケになりました
ランドローバー乗りのミーティングに参加するようになり、そこで出会ったのがディスカバリーの前オーナーさん。親子ほど歳が離れている大先輩で、彼が僕と同じくらいの年齢のときに、新車で購入したのがこのディスカバリーだったんです。しかし、ご年齢もあって、最近はマニュアルの操作がおっくうになったらしく、次の乗り手を探していたそうで。迷わず立候補してディスカバリーを受け継ぐことが決まりました。どうせなら若者に乗って欲しい、という思いがあったそうで、相場よりもかなりいい条件で購入させていただきました。大先輩から譲り受けた大切なクルマ。こんなロマンのある贈り物、他にありません!
アウトドアならおまかせ。
武骨なデザインに惚れ惚れ!
「フロントビューもサイドビューも、かくかくとしたボリューム感がたまりません。ディスカバリーの持ち味ともいえる武骨な存在感が、出かける気にさせてくれます。購入して以来、アウトドアな用事が増えていくばかり(笑)」(舟山さん)
「基本的にノーマルの見た目が好きなので、自分が施したカスタムはホイールのみ。今どき珍しい鉄チンでレトロな雰囲気も加速します。ホイールの白に若干錆が浮いているけど、このヤレ感がハマるのはアウトドアな車体だからこそ!」(舟山さん)
「ラゲッジスペースの容量も抜群。どんなに積み込んでも余裕があるので、ついキャンプグッズを買い込んでしまうようになりました(笑)」(舟山さん)
手入れの行き届いた内装は、
これまで大切にされてきた証!
「30年前の車なのに、ここまで内装が綺麗に保たれているのは、前オーナーさんの愛があってこそ。ガレージ保管だったのでプラスチックパーツにダメージもなく、ダッシュボードに割れもありません! この状態を僕もキープさせねばと思っています」(舟山さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!