▼ WPの本文 ▼
[左/蒔田さん]ブラウス¥77,440・スカート¥94,380(ともにシー ニューヨーク)/ブランドニュース ピアス(ボーニー)¥36,300/エドストローム オフィス
[右/窪塚さん]ジャケット¥66,000・パンツ¥55,000(ともにティーエイチプロダクツ)/TARO HORIUCHI Inc. カーディガン¥39,600・シャツ¥24,200/ユハ その他/スタイリスト私物
Aju Makita
蒔田彩珠さん[左]
俳優
2002年8月7日生まれ。7歳のときに芸能活動を始める。是枝作品に多数出演。Netflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』が配信中。
Airu Kubozuka
窪塚愛流さん[右]
俳優・モデル
2003年10月3日生まれ。2021年から本格的に俳優活動を開始。多感な少年期の孤独と喪失、再生までを演じた映画『愛のゆくえ』が全国公開中。
「当たり前と化した大切な存在。
その愛(いと)おしさを再確認できる」
余命宣告を受けた由茉と、その恋人・雪夫。ふたりが、現実に戸惑いながらも、笑顔で幸せを見つけ出す7日間を描いた、嶽本野ばらの小説『ハピネス』を映画化。由茉を蒔田彩珠が、雪夫を今作が初主演となる窪塚愛流が演じる。
蒔田 初めて台本を読んだとき、自分が由茉を演じている姿は想像できなかったけれど、愛流くんが雪夫を演じているのは、すんなりイメージできて。だから、初回の本読みで、愛流くんの声を聞いたときに「これだ、これ!」とビビッときたのを覚えています。
窪塚 僕は、台本を読んで初めて泣きました。つらい現実に直面しても、自分らしくあり続ける由茉と、そこに優しく寄り添う雪夫の姿が印象的で。初主演の不安が、一瞬で吹き飛びました。
撮影期間中、あまり言葉を交わさなくても演技の息が合ったというふたり。記憶に残っているシーンは?
窪塚 恥ずかしいけど、公園でのデートシーン。実は、役者人生初のキスシーンがあってすごく緊張しました。朝早く起きて、歯をよく磨いて、洗剤の香りがする服を着て現場へ。だから、撮り終えたときはホッとしました。
蒔田 そうだったんだね(笑)。私は、ふたりが出会う美術室でのシーン。重要な場面のひとつだし、クランクインの日でソワソワしてしまいました。
今作には、カップルのときめくシーンもあれば、胸がズキズキするシリアスなシーンも映し出される。
蒔田 私は、この映画を通して、人生で初めて生死を身近に感じたんです。もし身近な人や自分が、由茉と同じ境遇に陥ったら、私はどう行動する? そんなことを考えるきっかけになったし、観てくださる方にとってもそういう機会になるのかなと思っています。
窪塚 ですね。当たり前になっている恋人や家族の愛おしさを、かみしめるような時間を過ごせると思います。
INFO
『ハピネス』
余命1週間と宣告された高校生の由茉(蒔田彩珠)。残された日々を悲しみに暮れて生きるよりも、恋人・雪夫(窪塚愛流)と自分らしく生きていくことを選ぶ。「今までどおり、キミと一緒に笑顔で過ごしたい」。彼女のその言葉に、雪夫は最期まで寄り添うことを決意する。
●5月17日(金)より全国公開
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会
Photo:Norito Ohazama Hair & Make-up:Katsuyoshi Kojima[TRON](for Mr.Kubozuka) Eriko Yamaguchi(for Ms.Makita) Stylist:Kentaro Ueno[KEN OFFICE](for Mr.Kubozuka) Masako Ogura(for Ms.Makita) Interview & Text:Rie Kaido
▲ WPの本文 ▲