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vol.003
夏を先取りしたい人のための
プレイリスト
軽快なポップスを聴いて
季節外れの夏気分を味わう
春は僕が一番好きな季節ですが、最近はGWくらいからもう夏日になったりしますよね。それならいっそ夏気分に浸っちゃおうということで、今回は、夏の気配が徐々に漂い始めるこれから、聴きたいサマーソングをセレクト! 読者のみんなは、夏は何をして過ごしますか? 僕の場合、地元・岐阜にいた頃は、川で釣った鮎(あゆ)を串焼きにして食べたり、キャンプファイアをしたり……と森の中でよく遊んでいました。でももう上京したので(笑)、そういったシチュエーションではなく、“海”や“プール”を連想させる曲をチョイス。この3曲を聴いたら、暑い夏が待ち遠しくなっちゃうかも!?
セカイイチ
『Where we are』
「Blur」
2003年結成。ジャンルにとらわれない音楽を生み出し続けたバンドは、今作で活動休止に。(Anaheim Records)
1曲目は、洗練されたサウンドの楽曲を多数生み出している、3人組バンド、セカイイチさんの「Blur」です。しゃれたコード進行やサビの転調がつくり出す浮遊感、ギターのカッティングが、一瞬にして春から夏へと連れ出してくれます。また、“地平線”をキーワードにした切なくも美しい歌詞もすばらしくて。未来に対して不安を抱いている人が聴いたら、いつか今の心の揺れも愛(いと)おしく感じられるときがきっと来ると、前向きな気持ちになるはず。
杏里
『TIMELY!!』
「Remember Summer Days」
1983年に発売された角松敏生もプロデュースに参加した大傑作。杏里のヒット曲を多数収録。(FOR LIFE)
2曲目は、シンガーソングライター杏里さんの「Remember Summer Days」です。最近のシティポップブームを牽引する80年代を代表する名曲で、夏の終わりに感じるノスタルジーを呼び覚ましてくれます。ポップで明るいメロディだけど、歌詞は刹那的。あと、この曲もギターのカッティングがすごくいいなと。実は、僕の「Nagisa」という曲を作るときに研究した曲でもあります。この時代の空気を感じるおしゃれなジャケ写もめっちゃいい!
Calvin Harris
『FUNK WAV BOUNCES VOL. 1』
「Feels」
ファンクやディスコが基軸の1枚。音楽シーンを牽引(けんいん)する19名の豪華ゲスト陣が参加。(Sony Music Labels)
3曲目は、カルヴィン・ハリスの「Feels」。まずは、ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー、ビッグ・ショーンといった豪華メンツにテンションが上がる! 南国っぽい陽気なメロディや、ハメを外す人たちの様子が想像できるチャラい歌詞もいい。あと、なんと言ってもファレルのしゃれた歌声と、ケイティのキュートな歌声の融合が最高。ナイトプールが似合う曲です(笑)。今年の夏も、フェスや海外ツアーとか、ライヴ三昧になりそうな予感だけど、時間ができたら、プールに行ったり、かき氷を食べたりしたいな。
column
「去年の夏は、いくつものフェスに出演。大観衆を前にしたライヴは、テンションが上がったし、楽しかったです。山中湖のほとりで開催された『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023』はロケーション抜群で最高でした」。
「去年の今頃、動画撮影のために葉山へ。砂浜に文字を書いて遊んだなぁ〜(笑)」
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。「Happy Order?」配信中。5月15日(水)、1st Album『凡才』をリリース。全国ツアー「imase Tour 2024“Shiki”」開催中、11月からはホールツアーも開催。
Text:Rie Kaido
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