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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫るこの連載! 前編に続き、ハーレーダビッドソン XL883に乗る美容師の山口 拓さんが登場。アメリカンバイクの楽しさを聞いてみる。
アクセルをひねれば、
どんなモヤモヤだって吹き飛ぶ!
美容師アシスタント時代は、就業時間は長いし、ときには失敗して先輩に怒られるし、営業後はカットやカラーの練習をしなくちゃいけない。毎日楽しく働いていたけど、どうしても落ち込みそうになるとき、いつも助けてくれていたのがバイクでした。朝早く起きて仕事前に近所を走ったり、ヘマをしちゃった夜に首都高を走ったり。そういう時間があったから、大変なアシスタント期間を乗り越えられたのかもしれません。バイクにまたがって走っているだけなのに、なんでこんなにすっきりするんだろうなぁ。30分走るだけで、たいていのモヤモヤは吹き飛びます(笑)。たぶん、もうバイクなしの生活には戻れませんね
スマートなXL883もいいけど、
いつかヴィンテージという野望も。
「ハーレーの中で比較的スマートなこのXL883。もっとマッチョな車種もかっこいいとは思うけど、僕が細見なので今はこれくらいがちょうどいいと思っています。フレームもやや華奢だから取り回しもしやすく、狭い路地だって余裕。ゴツさが控えめだからこそ、東京の道にもなじんでくれているんだと思います。そんなわけでこのバイクは最高の相棒です。だけど……実はヴィンテージハーレーにも乗りたいと思っていて。それはいまではなくて、いつか街で見たかっこいい大人になってから。ナックルヘッドとかショベルとか、激シブなアメリカンが似合うように年を重ねていきたいし、お金も稼げるようになりたいです。そういう目標が自分の中にあれば、これからも頑張れます!」(山口さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!