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vol.002
都会を歩きたくなるプレイリスト
洗練されたサウンドが
東京散歩を楽しくする
少し前に引っ越しをしたimaseです。最近、時間に余裕があるときは新居周辺をあちこち散策しています。毎回新しい発見があって、この間は安くておいしいお寿司屋さんが近所にあることに気づきました。歩くこともそうだし、今年からジム通いも始めたんですが、体を動かすとアイデアが出やすくなって、楽曲制作がすごくはかどる気がします。みんなも何かいいアイデアが欲しいなというときは、ウォーキングするといいかも!? そこで、今回は、“都会を歩きたくなる曲”を紹介したいと思います。
Vulfpeck
『The Beautiful Game』
「Animal Spirits」
2011年結成の4人組ミニマルファンクバンド。メンバーが和訳歌詞をつけたMVも見どころ。(P-VINE)
1曲目は、Vulfpeck(ヴルフペック)の「Animal Spirits」です。スタッフさんにおすすめされて知ったのですが、4人全員、めちゃくちゃ音楽スキルが高い! 70〜80年代のファンクやソウルを、今のトレンドに合わせて昇華するセンスに、学ぶことが多いです。彼らの曲の中でも、“動物的衝動”と訳される経済用語がタイトルの「Animal Spirits」は、シンプルなコード進行だけど、リスナーを飽きさせない工夫を随所に感じられるメロディがすばらしくて。元気が出るポップソングなので、個人的には中目黒の川沿いを歩くときのBGMにしたいですね(笑)。手作り感満載のミュージックビデオもすごくいいのでチェックしてみて!
The Doobie Brothers
『MINUTE BY MINUTE』
「What a Fool Believes」
70年代を代表するバンド。本曲は、80年のグラミー賞にて2部門受賞。(ワーナーミュージック・ジャパン)
2曲目は、1971年にデビューしたロックバンド、TheDoobieBrothers(ザ・ドゥービー・ブラザーズ)の大ヒット曲「What a Fool Believes」。皆さんも、どこかで一度はこの曲を耳にしたことがあるんじゃないかな。サビ前の転調やトリッキーなコード進行、さらにはヴォーカルのマイケル・マクドナルドさんが地声や裏声を駆使し、しゃれた雰囲気で歌いあげる部分などに、都会の喧騒(けんそう)と洗練されたムードを感じられます。この名曲は、僕のイメージでは、明治神宮前駅から自然豊かな代々木公園方面に向かう道中にぴったりだと思います!
Lucky Kilimanjaro
『DAILY BOP』
「KIDS」
SNSでも話題の6人組バンド。「KIDS」は、TikTokでコーデ紹介のBGMとしても人気。(DREAMUSIC)
ラストは、Lucky Kilimanjaro(ラッキーキリマンジャロ)さんのダンサブルな「KIDS」です。冒頭からクールなコード進行と、力の抜けた歌い方がおしゃれで心地いい。歌詞もすてきで、東京のような大都市に暮らしていると見失いがちな自分の個性をさらけ出していこうという気持ちになれます。この曲は、せわしないビジネス街で聴くと、心に刺さりそうだな。
column
「1年前、地元から関東に引っ越してきたときの写真。そのときの様子を収めた動画『imase、上京しました〜』もよかったら観てみてください」
「去年の秋頃、メンズノンノのファッション撮影で、初めて神保町に上陸! ゆっくり散歩する時間はなかったけれど、すごく楽しかったなぁ〜。また行きたいです」
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。「NIGHT DANCER」が世界各国のチャートにランクイン。最新曲「Shine Out」配信中。全国ツアー「imase Tour 2024 “Shiki”」を開催中。アジアツアーも決定。
Text:Rie Kaido
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