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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京の乗り物ライフに迫るこの連載。前編に引き続き、クルマ好きの溜まり場、SIT ON TOKYOに集まる愛車をスナップさせていただきました!
南 大河さん
Volkswagen GOLFⅡ
CABRIO CLASSIC LINE(1992)
“売る気はない”を口説き落とし、
愛を持って引き継いだクルマ!
子供の頃から丸目のゴルフに憧れていて、22歳になった今、ついにゴルフⅡ カブリオのオーナーになることができました。出会いは近所の整備屋さん。なんとなく覗いたガレージの奥まった場所で、埃をかぶっていたのを見つけてしまったんですよね。絶対に商品じゃないと思いつつも、お店のおっちゃんに話を伺うと売る気はないの一言。しかし、僕は引き下がらず、これまで抱いていたゴルフ愛をぶつけました。そうして2時間くらい語った結果、“若者がここまで言ってくれるなら”と快く売ってくださることに(笑)。気持ちが通じたのか、価格もかなり抑えていただいて……。一生乗るつもりで大切にしています!
「都内にぴったりのコンパクトなサイズ感と走りが魅力のゴルフⅡ。低速からトルクのあるエンジンはスペック以上に力強く、加速の伸びを楽しめます。そしてその走りをもっとワクワクさせるのがカブリオのオープン機構。屋根を開けて走る晴れた日のドライブは最高です!」(南さん)
田所 剛さん
NISSAN BLUEBIRD SLX-G(1985)
このクルマを起点に、自分の
クリエーションを発展させたい!
大好きなクルマカルチャーをフックに、物作りをするのが目標なんです。今は大学に通いながら、パタンナーの師匠に付いて服作りを勉強していて、ドライバーズウェアブランドのローンチに向けて準備中。世界観を固めていく上で、ブランドの象徴となるクルマが欲しかったんです。それがこのブルーバードです。無駄な要素を削ぎ落とした直線的なフォルムが、いかにもクルマらしくて好きなんですよね。このクラシックなスタイルが新鮮なので、この先は商品撮影などでも活躍させていく予定です。思えば父はスカイラインやシルビアに乗っていました。日産好きの遺伝子は息子にしっかり引き継がれていますね(笑)
「ブルーバードの名が入ったホイールがお気に入り。こういうデザインは1990年以降ではあまりないんですよね。当時の高級車を、今のテンションでラフに乗りこなしています。また、アナログなメーターまわりのデザインも秀逸。デジタルにはないメカメカしさがかっこいい!」(田所さん)
三上裕己さん
NISSAN GLORIA WAGON(1993)
新卒2年目には大きな買い物。その
プレッシャーがあるから仕事が捗る!
tokyo basic car clubが開催したクルマの展示イベントで、ヤングタイマーな国産車の魅力にどハマり。そこで出会ったクルマ乗りの先輩たちに焚きつけられ、自分に合った渋いワゴンを探し始めたんです。それで見つけたのがグロリア ワゴン。新卒2年目の僕にはやや大きな買い物でしたが、エンジンが丈夫で長く乗ることができる、という先輩の言葉を信じて契約。晴れて自分のクルマになりました。駆け出しの営業マンの僕には、月々ローンやガソリン代は大変な出費です。しかし、稼がねばならないプレッシャーのせいか、最近はより仕事に熱中できるように(笑)。そのおかげで営業成績が上がり、新人賞を取るまでになれました。クルマを買ってからいいこと尽くしです!
「自由で楽しい移動手段を得て、週末の充実度はぐんと高まりました。室内、荷室ともにかなり広いので、友達や彼女を乗せてのドライブも余裕。こんなラゲッジだからこそ、この春からはキャンプなどのアウトドアな趣味にも挑戦したいと思っています。クルマがあるだけで日々の行動範囲も広がり、クルマを通じた出会いも増える。本当に買ってよかったなぁ」(三上さん)
SIT ON TOKYO supported by U-POHS
住所: 東京都世田谷区野沢3-39-10 ピアコート廣田
営業時間:12:00~24:00 不定休
Instagram:@sit_on_tokyo
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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俺たちの“ノリモノ”語り!