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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
佐藤昂省さん
HONDA GB350(2021)
不完全燃焼だった週末を変える、
没頭できるバイクという趣味!
父が若い頃にバイクに乗っていて、走る楽しさを物心がつく前から嫌と言うほど聞いていました(笑)。だからバイクへの憧れはずっとあったんです。だけど僕が普通自動二輪の免許を取ったのは大学卒業後、CMの制作会社に入社してからのこと。地元を離れて東京で働いていると、仕事にのめり込みすぎてしまい、プライベートの時間が曖昧になっちゃって。それが当時の悩みでした。お酒を飲みに出かけたり、買い物へ行ったりと、なんとなく楽しく過ごしていたけど、熱中できる趣味が見つからず、週末が不完全燃焼だったんですよね。それでバイクの思い出を楽しそうに話す父を思い出し、自分も乗ってみたいと思うように。そうして教習所に通って免許を取得し、人生初の愛車として迎え入れたのがこのGB350。購入した2022年当時は、かなりの人気があった車種で、近場のお店に在庫がなく、わざわざ宮城県のバイク屋さんまで取りに行ったんですよね
購入の決め手は完全に見た目。
クラシックなデザインにひと目惚れ!
「バイクに乗ると決めてからは、予算や排気量、色々なスペックを気にしながら愛車探しを続けていました。素人ながらに最高の1台を考えてみたけど、一番の決め手になったのは見た目。バイクについて詳しくなかったからこそ、直感でカッコいいと思ったものを選んでみたんですよね。丸目のヘッドライトにむき出しのエンジン、シルバーのマフラー。そんなGB350の無骨なデザインが、クラシックでいかにもバイクらしくて、“これに乗りたい”と素直に思えたんです」(佐藤さん)
「350ccの空冷単気筒エンジンには、そこまでの馬力はありません。だけど街を走るには十分で、僕のようなバイク初心者にも扱いやすい排気量なんですよね。晴れた週末に、のんびりと気持ちよく走るのにはもってこいのバイクです!」(佐藤さん)
「このメーターまわりのシンプルな造形もツボ! スマホ用のマウントもつけているので、知らない場所へ行くときも余裕です」(佐藤さん)
カスタムして自分らしさを
追求するのもバイクライフの醍醐味!
「僕のGB350はミラーやシート、グリップくらいしかカスタムしていないけど、ノーマルの車体と比べると少しはオリジナリティが出ているんじゃないかな。こんなふうに自分らしく車体を仕上げていく過程も、バイクならではの楽しみですね! バイク仲間とあーだこーだ言いながら、今後のカスタムについて話すのも好きな時間です」(佐藤さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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