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第9回
音田雅則(おとだ まさのり)
2003年4月19日生まれ。京都府出身のソロアーティスト。現在、音楽大学に在学中。2021年にTikTok(@__masa00)に投稿した「幸せ」で注目を集める。昨年リリースした「ウエディング」のMVは1,000万回再生を突破。今年12月18日に「音田雅則X’mas Online Live 2023」を開催。公式YouTubeチャンネル:@otodamasanori6557
優しかったり、艶やかだったり。
変幻自在な歌声の虜(とりこ)に!
今月は、僕が住んでみたい街No.1の京都出身、音田雅則さんをピックアップ! 彼のいちばんの魅力は“歌声”。クセのある僕の歌声に対して、音田さんは万人から愛される、心に染み入る美声をお持ちだなと。また、歌い方と声色を変幻自在に操る才能も兼ね備えていて、それが今回紹介する3曲を聴くとよくわかります。
Pickup
「ウエディング」
心を打つストーリーを紡ぐ天才
「20歳の音田さん。結婚を経験したことがないのに、結婚する人の目線に立った歌詞を書けることがすごい」
1曲目は、結婚するお姉さんのために書き下ろしたというバラード「ウエディング」。やわらかくて、温かい歌声で、結婚を決めた主人公の心情を繊細に表現しています。ストレートな言葉でつづられた歌詞も最高で。特に冒頭の〈世界中で誰より君を 幸せにすると決めた〉は、「幸せにし“たい”」という願望の表現ではなく、主人公の固い決意が伝わる「決めた」という言葉選びがすごくいいなと思います。
Pickup
「嘘つきの君が好き」
ブレスで生み出すいいリズム
「小刻みなブレスで作り出すリズム×アコースティックギターのビートが僕のツボ。心地よくて中毒性がある」
聴き心地のいい「嘘つきの君が好き」は、片想い中の主人公が抱える切なさを、儚(はかな)くて、透明感のある歌声で表しています。また、リズミカルな歌詞と歌い方もすばらしくて。曲に出てくる人物の表情や仕草を、映像を見ているかのようにイメージできるはず。
Pickup
「fake face dance music」
ダーティで軽やかなダンス曲
「歌詞も歌声もダーティな雰囲気だけど、リズムが軽快だからラフに聴ける楽曲。そのバランス感覚がさすがです」
そして先の2曲のように、優しいムードに包まれた曲が多かった音田さんが、その印象を180度変えた最新曲「fake face dance music」。この曲は、音田さんの吐息を含んだ艶やかな歌声が味わえます。あと、彼のヴォーカルテクニックも炸裂(さくれつ)していて、歌い方がラップ的だったりR&B的だったり、曲中で変化して面白いんです。次作は、どんな曲を届けてくれるのか今から楽しみ。そういえば、音田さんに会えたら聞きたいことがあって。京都のおすすめの喫茶店はどこですか?(笑)
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。2021年に「Have a nice day」でメジャーデビュー。TikTokの楽曲総再生回数は50億回、「NIGHT DANCER」のMV再生回数は1億回超え。「I say bye」が配信中。
Text:Rie Kaido
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